最近のトラックバック

« 和蘭の孤高のロックギタリスト | トップページ | キースのソロライブ「プレゲンツ」 »

2010年10月10日 (日曜日)

ニューヨークの吟遊詩人

Twitterを本格的にやり始めたが、なかなか面白い。普段、絶対にリアルには交流出来ないジャズ・ミュージシャンの方々とやり取りが出来たりするのだから面白い。及ばずながら、名称「松和のマスター」でつぶやいております。

さて、故あって、ニューヨークにまつわる、ロック&ポップスの話題を集中的に集めている。今日もNYにまつわるロック&ポップスのお話しを・・・。

やはり、ニューヨークと言えば、僕の頭に浮かぶのは、ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、そして、ポール・サイモンの3人。ビリー・ジョエルは「NYのピアノマン」、ブルース・スプリングスティーンは「NYの怒れるロッカー」、そして、ポール・サイモンは「NYの吟遊詩人」と勝手にニックネームをつけている(笑)。で、今日は「ニューヨークの吟遊詩人」、ポール・サイモンの話題を。

ポール・サイモン。 1941年生まれ。ちなみに誕生日は10月13日だから3日後で69歳になる。米国・ニュージャージー州ニューアーク出身。ユダヤ系アメリカ人のシンガーソングライター。1960年代後半、一世を風靡したサイモン&ガーファンクルの片割れである。1970年、志向する音楽の違いなどからサイモン&ガーファンクルは解散、サイモンはソロ活動に入った。

ポールについては、高校時代から彼の音作りが好きで、今まで細々と聴き続けている。最新作は、ブライアン・イーノとの共作で話題となった、2006年の『Surprise』になる。が、僕が最近作で、一番サイモンらしいと感じて、ひっそりと愛でているアルバムがある。
 

Psimon_youre_theone

 
それは、2000年リリースのPaul Simon『You're the One』(写真左)。このアルバムは、ポールのそれまでの音楽活動の集大成の様なアルバム。年齢的にも60歳を迎えるに当たっての、日本でいう「還暦」の時期に、サイモンは淡々とそれまでの音作りを振り返り、実にあっさりとこのアルバムで集大成しているように感じるのだ。

とにかく収録された曲が良い。サイモンらしい個性に満ちあふれた楽曲の数々。実に内容のある、実に深遠な音作り。初めて聴く耳には「地味」ですらある成熟されたアレンジ。その秀逸なアレンジの中に、クッキリと浮かび上がるサイモンのボーカルとメロディ−。そして、そのメロディーにに乗って、魅力あるボーカルでサイモンが歌う人間模様は、ニューヨークを舞台にしたイメージのもの。実にポール・サイモンらしい、濃い内容の歌詞に思わず心が動く。

サイモンはソロデビューより、ラテン、レゲエ、アフリカン、ボサノヴァ、ジャズ、クラシック、エレクトロといった非常に幅広く、とりわけ、ワールド・ミュージック的なアプローチが特徴的。デビュー・アルバム『Paul Simon』の1曲目「母と子の絆」は、有名白人ミュージシャンとして初めてのレゲエ曲だったことは有名。

この『You're the One』でも、アルバム全体を覆うリズムは、決して表だってはいないが、ワールド・ミュージック系のリズム&ビートが中心である。それも、しっかりと融合され、しっかりとアレンジされたワールド・ミュージック系のリズム&ビートは、サイモンのボーカルのバックで、実に心地良い刺激を提供してくれる。 
 
人生の深みを感じさせてくれる、この『You're the One』。僕の密やかな愛聴盤の一枚です。今の耳にはちょっと地味に感じるかもしれませんが、そこが良いんですよね。一人の女性との出会い、結婚、不和、死別という物語を歌った「Darling Lorraine」など、このアルバムに収録された曲の世界は、ある程度、年齢を重ねたリスナーにしか共感できないものかもしれません。 
 
 
 
★Twitterで、松和のマスターが呟く。検索で「松和のマスター」を検索してみて下さい。

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。  
 

« 和蘭の孤高のロックギタリスト | トップページ | キースのソロライブ「プレゲンツ」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/37167049

この記事へのトラックバック一覧です: ニューヨークの吟遊詩人:

« 和蘭の孤高のロックギタリスト | トップページ | キースのソロライブ「プレゲンツ」 »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ