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2010年10月30日 (土曜日)

ジョンの声はやはり魅力的だ

10月9日に70回目の誕生日を迎えたジョン・レノン。生誕70年という節目の年を記念して、ソロ・アルバムの「リミックス無しのリマスター」による再発、新ボックス盤での再発など、ジョン者にとっては至福の2010年である。
 
今回のソロアルバムのリマスターはリミックスを一切せずに、LPでの初出と同様のミックスをそのままに新たにリマスターのみを施した、今までに無い、新リマスター盤として登場。そして、これは何だ、と思ったのが、『ダブル・ファンタジー』の「ストリップド・ダウン」(写真左)というリミックスもの。
 
この「ストリップド・ダウン」という盤は、エコーやコーラスといったエフェクトや余分なアレンジを削ぎ落とし、ジョンの「そのものの声」を全面におし出したもの。録音当時の、曲を始める前のジョンの会話やカウントなどがそのまま収録されており、『ダブル・ファンタジー』の録音時の臨場感が味わえる、ジョン者としては「たまらない」お宝的新盤である。
 
確かに、ジョンの声は生々しく、ジョンの声はやはり魅力的で、ジョンのボーカルは天下一品の響きを有している。この「ストリップド・ダウン」を聴くとそれがとても良く判る。生誕40周年を機会に、なんと魅力的な企画をしてくれたもんだ。こういう企画(リミックス)なら、いつもでウエルカムである。
 
この「ストリップド・ダウン」は、これだけで一つの芸術作品として成立する。確かに、決して、ポピュラー・ミュージックとしては売れるアレンジではないし、ミックスでは無い。あまりに生煮え過ぎるし、あまりに手がかかっていない。そして、あまりにも「商売っ気」が無い(笑)。

Double_fantasy

でも、ジョン・レノンという類い希なミュージシャンの実績を正しく構成に残すには、この「ストリップド・ダウン」のミックスが正しいような気がする。確かに、この「ストリップド・ダウン」のバージョンでは、決して売れないだろう。でも、ジョンの本質を構成に伝えるには「ストリップド・ダウン」のミックスが正しい。
 
もしかしたら、この「ストリップド・ダウン」については、オノ・ヨーコは良い仕事をしたのではないか、と思う。ジョンのソロ・アルバムの再ミックスは悪行の限りを尽くしたものだと思っているが、この「ストリップド・ダウン」はリリースすべき、その確固たる意義を強く感じる。
  
確かに、この「ストリップド・ダウン」のミックスでは売れないし、このミックスが初出であれば、このジョンの『ダブル・ファンタジー』は、ここまで名盤となることはなかっただろう。でも、この「ストリップド・ダウン」のリリースの意義は大きい。ジョンのボーカルの本質を、ジョンのレコーディングに臨む矜持を、感じることが出来るからである。
 
ジョンの出来る限りボーカルを際立たせて、ものすごくリアルっぽい。目の前で歌ってくれているみたいな、素朴な感動を覚えます。ジョン者にとってはたまらんでしょう。でも、逆に一般の音楽ファンにとっては、あまりお勧めしても意味が無いものかと思います。

ジョン者として、ジョンのボーカルに限りない愛着がある人だけが感動することができる「踏み絵」みたいなアルバムです。いや〜、厄介な(笑)アルバムが出たもんだ。ジョン者の一人として、ちょっと嬉しい、ちょっと楽しい今日この頃である。
 
 
 
 
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コメント

う、う、うらやましすぎるっっっ
すごいのね、すごいアルバムなのね!?

そちらまで聴きに行きたい勢いですわ・・・

どうも〜、ひとんちゃん。松和のマスターです。

この「ストリップド・ダウン」は、ジョン者にとっては必須アイテムです
(ちなみにUS盤で2500円程度で手に入りますよ)。

本文にも書きましたが、録音時の会話やカウントなどが結構入っていたり、
正式盤でフェードアウトの曲では、その曲の終わり方がそれなりのダラダラ
だったり、とにかく臨場感抜群。そして、ジョンの声に、正式盤で被される
エコーやコーラスといったエフェクトを外しているので、とにかくジョンの声
が生々しい。

まあ一般のビートルズファンの方々には必要は無いとは思いますが、ジョンの
声の色気とか凄みとかいったような、ジョンの声の魅力に取り憑かれた方々、
いわゆる「ジョン者」には必須のアイテムでしょう。

でも、僕は、やっぱり未だに、ヨーコさんのボーカルトラックを、まともに
聴くことができません (^_^;)。 
 

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