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2010年7月18日 (日曜日)

暑気払い、スカッと一発・・・

一昨日の金曜日から、ピーカン猛暑の我が千葉県北西部地方。昨日、いきなり梅雨明け宣言もあり、いきなり猛暑たけなわで、もうバテバテである(笑)。しかし、今年の夏は日差しが強い。紫外線バリバリである。日向を歩くと、顔の皮膚がパリパリと焼けていく感じがする。こんなに夏の紫外線って強かったかな?

あまりの猛暑の朝からエアコンがフル回転。最近のエアコンは性能が良いので、昔の様に冷えすぎて、冷房病にかかった、とか風邪をひく、とかは無い。それでも、外へ出る用事はある訳で、やはり徐々にバテてきた。ここで、スカッと暑気払いをしたくなる。ジャズで暑気払い。今日は、Niels Lan Doky(ニルス・ラン・ドーキー)の『Here or There』で暑気払い。

Niels Lan Doky(ニルス・ラン・ドーキー)は、デンマークのコペンハーゲン出身のジャズ・ピアニスト。1963年10月生まれなので、今年で47歳。ジャズ界中堅の主要ピアニストの仲間入りをしつつある注目株。「トリオ・モンマルトル」という企画ユニットの一員としても活動。この「トリオ・モンマルトル」は、日本でもジャズ雑誌中心に、かなりプッシュされていた感があるが、ニルス・ラン・ドーキーの知名度は、ネットで見る限り、まだまだマイナーではある。

『Here or There』は、ピアノ・トリオ編成。ちなみにパーソネルは、Niels Lan Doky (p), Niels-Henning Orsted Pedersen (b), Alvin Queen (ds)。1986年1月17日録音。とりわけ、ベースの Niels-Henning Orsted Pedersenに、このピアノ・トリオ盤は「いけるんとちゃうか」と雰囲気を感じる。

もともと、僕としては、ニルス・ラン・ドーキーのピアノの特徴は「弾きまくり、疾走する」という印象を持っているが、このアルバムでも、その印象を裏切ることは無い。

Niels_lan_doky_here_or_there

冒頭の「I Want You」の出だしから、ニルスは圧倒的に弾きまくる(笑)。ペデルセンのベースはブンブン唸りを上げ、アルビンのドラムは、バシバシビシビシ切れ味よろしく叩きまくる。「侘び」だの「寂び」だの「粋」だの、難しいことはいらない。ただただ、ニルスのピアノは、超弩級のリズムセクションを向こうに回して、ハイテクニックを駆使して、疾走しまくる。

2曲目のバラード調の「Oktoberhilsen」だって、ニルスは決して大人しくしていない(笑)。「ため」をしっかりと作りながら、マシンガンのように、短いセンテンスを埋めまくるように、ハイテクニックを駆使して「弾きまくり、疾走する」。

コルトレーンの「シーツ・オブ・サウンド」の様なスペースの埋め方。後期コルトレーンのピアノ版か? それでは、マッコイ・タイナーとの類似点は、とか、なかなか興味尽きないニルスのピアノ。しかし、まあ、本当に、徹頭徹尾「弾きまくり、疾走する」(笑)。

3曲目以降、全編に渡って、ニルスは叩き付けるように「弾きまくり、疾走する」。そして、バックで、ペデルセンのベースがブンブン唸りを上げ、アルビンのドラムは、バシバシビシビシ切れ味よろしく叩きまくる。「侘び」だの「寂び」だの「粋」だの、野暮なことは言うこと無し。

とにかく、その超弩級のリズムセクションを向こうに回して、ハイテクニックを駆使して、疾走しまくるニルス・ラン・ドーキーのピアノには、聴き終えた後、心地良い「疲労感」と、ポジティブな「爽快感」を感じます。暑気払いにぴったりの、刺激タップリ、汗かきタップリ、爽快感抜群のピアノ・トリオ盤です。「暑気払い、スカッと一発」したい時に、我が「松和」では良く流れますね〜。「暑気払い」盤として、とっておきの一枚です(笑)。 
 
 
 
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