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2010年7月 6日 (火曜日)

アフリカ讃歌・Echoes From Africa

蒸し暑い。激しく蒸し暑い、我が千葉県北西部地方。朝は朝で蒸し暑さ抜群、20分も歩いて隣駅まで行けば、汗が滝のように流れる。う〜ん蒸し暑い。そして、夕方は夕方で蒸し暑さ抜群。ぬるま湯の中を歩いているような感じ。まとわりつく湿気抜群の空気。気持ち悪くまとわりつく、湿気抜群の風。今年の蒸し暑さは半端では無い。身体に悪い「蒸し暑さ」。

さて、明日の早朝より、サッカーWCの準決勝第一試合、ウルグアイ×オランダ。いよいよ、サッカーWC南アフリカ大会も終盤。あと4試合を残すのみ、準決勝2試合、3位決定戦、そして決勝。もう泣いても笑ってもあと4試合である。

今回のWCは観ていてとても楽しい。世界のサッカーのトレンドが手に取るように判る。南アフリカの気候が良いせいもあるんだろう、本当に良い試合が多くて、本当に楽しめる。しかし、明日の早朝3時半からの試合開始は、ちょっと観られんなあ。本業に影響する。でも、5時くらいには起きて、後半戦だけは観たいものだ。

で、景気付けに、Abdullah Ibrahimのアルバムを聴く。今回は「Africa」シリーズ、1979年リリースの『Echoes from Africa』(写真)。ちなみにパーソネルは、Abdullah Ibrahim (p, vo), Johnny Dyani (b,vo)。基本的に、Abdullah Ibrahim と Johnny Dyani のデュオアルバムである。

これが実に「アフリカン」。1曲目、約17分の長尺ナンバー「Namhanje」での冒頭を飾るアフリカン・ネイティブでフォーキーな歌唱が、もう既に「アフリカン」。 Abdullah Ibrahimが主たるボーカルを担当し、Johnny Dyaniがコーラスを付ける。ワールド・ミュージックな雰囲気満点。アフリカンな歌唱が、このアルバムを特別なものにしている。
 

Echoes_of_africa

 
ジャズの世界で、これだけあからさまに、アフリカン・ネイティブでフォーキーな歌唱をメインにできるのは、南アフリカ出身の Abdullah Ibrahimの特権だろう。このアルバムで、Abdullah Ibrahimは、彼独特の左手の強烈なビートと右手のアーシーでフォーキーな旋律を、なんのてらいもなく、ガンガンに弾き続ける。何の迷いの無い、明らかにポジティヴなアフリカン・ピアノ。

アーシーでフォーキーなピアノの音色、そして、インプロビゼーションの展開が実にオープンで、正の方向に拡がっていて、なんだか、そこはかとなく「幸福感」を感じることの出来る、アフリカンな展開。そして、その展開を支えるJohnny Dyaniの骨太なアコースティック・ベース。このJohnny Dyaniのゴリッとした骨太なベースにも、強く「アフリカ」を感じる。

全編、約32分程度のちょっと短いアルバムではあるが、その中に詰め込まれている「アフリカン」な雰囲気、「アフリカン」な音は、彼のどのアルバムよりも、アフリカ色が濃厚。ワールド・ミュージックがベースの純ジャズ、最右翼の一枚である。

ワールド・ミュージックがベースのジャズの先駆的なアルバムです。聴いていて、これほど「アフリカ」を感じさせてくれるアルバムは、なかなか無い。Abdullah Ibrahim=Dollar Brandって、日本ではマイナーな存在ですが、アフリカンなワールド・ミュージックがベースのジャズを語る上では、絶対に外せないジャズ・ピアニストです。

アルバムのジャケット・デザインは2種類ある。僕がジャズ者初心者だった頃、このアルバムに出会った頃のアルバム・ジャケットは左のデザイン。何の変哲も無い、当時のアフリカの家屋の写真がメインの、左のジャケット・デザインの方が、当時の「アフリカ」を感じさせてくれて、僕は今でも好きだ。
 
 
 
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