気分の良い朝、気分の良いジャズ
サッカーWC、日本アウェ−での初勝利。勝ち点3。良いメンバーの人選。ポジティブなプレー。良い試合でした。特に、ディフェンダー4人とアンカーに、とりわけ賞賛の拍手を送りたいと思います。
WC前のテストマッチ数試合の「体たらく」で、遂に切れた松和のマスター。「今年のWCには日本は出場できなかったと思うことにする」とまで切れたんですが、直前の2試合を見て、「もしかしたら意外とやるかも」と思い直して、昨晩のテレビ観戦。やはり勝ち点3は味わい深いものがありますね〜。
ということで、一昨日の週間予報では曇り時々雨の予報だった今日。朝から、我が千葉県北西部地方は「ピーカン」。昨晩の勝利に、実に「気分の良い朝」。こんな時は、気分の良いジャズが聴きたい。昨晩は夜中の2時過ぎまでサッカーを見ていたので、当然「寝不足」。「寝不足」の頭に良い刺激を与えてくれる、ノリの良いフュージョンが良い。
スタッフの『ライヴ・アット・モントルー1976』。もともと、スタッフは、1976年のモントルー・ジャズフェスティバル出演の為に結成されたバンドなんですが、このライブ盤は「そのものズバリ」。こんな音源が今まで倉庫に眠っていたなんて・・・。
スタッフは、1970年代後半のジャズ・フュージョンのスーパーバンド、全員が当時のトップ・スタジオ・ミュージシャンであり、粘りのある8ビートを基調としながら、ジャジーでR&B的なノリ、アドリブ展開などを含めた超絶技巧な演奏テクニックが特徴の、とにかく凄いフュージョン・バンド。メンバー構成は、ツイン・ギター、ツイン・ドラム、キーボード、ベース、といった6名のリズム・セクションのみで構成された(サックスやペットのフロント楽器がいない)グループです。
凄いノリの演奏がこれでもか、これでもかと言わんばかりに続きます。凄いノリですね〜。このノリが、所謂従来のジャズが持つ、横揺れの「スインギー」なノリでは無く、8ビートを基調とした縦揺れの「デジタルチック」なノリなのが最大の特徴。その張本人が、ドラムのスティーブ・ガッドとクリストファー・パーカー。
そして、独特な粘りとグルーブを生み出す基点が、リチャード・ティーのフェンダー・ローズとベースのゴードン・エドワーズ。ガッドとティーが生み出すノリと粘りとグルーブ感をバックに、ノビノビと乾いたファンキーギターを弾きまくるコーネル・デュプリーとエリック・ゲイルのギター。この二人のギターが実にファンキーなんですね。
スタッフは、基本的にライブバンドなんで、スタジオ録音盤はちょっと「おとなし目」にまとまっているので、やはりライブ盤に期待が集まります。この『ライヴ・アット・モントルー1976』の前に、2枚のライブ盤がリリースされていますが、どちらもLP時代のライブ盤なので、演奏がフェードアウトされていたり、曲数が絞られていたりで、なかなか満足できる内容ではありませんでしたが、この『ライヴ・アット・モントルー1976』で溜飲が下がりました。しかし、もっとないですかね〜、スタッフの未発表音源。
サッカーWC、日本アウェ−での初勝利の朝。気分の良い朝、気分の良いジャズ。今朝は、スタッフの『ライヴ・アット・モントルー1976』が「寝不足」の頭に良い刺激を与えてくれて、実に気分の良い朝。そして、改めて、また昨晩の試合の余韻に浸るのだ(笑)。
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