最近のトラックバック

« 「Monk in France」を愛でる | トップページ | 不思議な「バンガード・ライブ」 »

2010年3月13日 (土曜日)

「Monk in Italy」を愛でる

昨日に続いて、聴き易いモンク・ミュージックのライブ盤。今日は『Thelonious Monk in Italy』(写真左)である。

このライブ盤、昨日ご紹介した『Monk in France』よりも、更に若干、音が悪い。けど、十分鑑賞に耐える音質ではある。しかし、このライブ盤も、『Monk in France』と同様、凄く聴きやすいアレンジと演奏内容なんですよね。

『Thelonious Monk in Italy』は、イタリアはミラノ、1961年4月21日のライブ録音。昨日ご紹介した『Monk in France』が、1961年4月18日なので、フランスのライブの3日後、である。つまり、この『Thelonious Monk in Italy』は『Monk in France』の続編、この2枚のライブアルバムは兄弟盤みたいなものである。どうりで、雰囲気が良く似ているはずだ。

当然、パーソネルは、『Monk in France』と同様、Charlie Rouse (ts), Thelonious Monk (p), John Ore (b), Frankie Dunlop (ds)。このアルバムでも、テナーのチャーリー・ラウズは好調。ジョン・オレのベース、フランキー・ダンロップのドラムも、とにかく、モンクのピアノに「ジャズト・フィット」。

このライブ盤のモンク・ミュージックも「判りやすく、初心者に優しい」。モンクの音楽は好き嫌いがハッキリでる事が多い。「ハマる」人はとことん「ハマる」が、「苦手とする」人はとことん「苦手とする」。
 

Monk_italy

 
でも、いきなり、リバーサイド時代の名盤と呼ばれるものを複数枚聴き続けたら、きっとそうなる。音は少し劣るが、聴きやすい「モンク・ミュージック」として、『Monk in France』『Thelonious Monk in Italy』から入るのも良いかな、と思います。

僕が、特に、この『Thelonious Monk in Italy』の「聞きもの」としている曲は、モンクのソロ・ピアノ演奏である3曲目の「Body and Soul」。モンクのソロは、モンク自身の作曲であるオリジナル曲より、他のスタンダード曲でのソロ・パフォーマンスの方が、モンクの特徴あるタイム感覚と不協和音が良く理解できると思っているんだが、この「Body and Soul」は格好の素材。モンクのソロ・パフォーマンスも適度に優しく、適度に判り易い表現になっている。良い感じである。

他のカルテットの演奏は『Monk in France』と同様、聴きやすい「モンク・ミュージック」が展開されていて良い雰囲気。聴き易い中に、しっかりと「モンク・ミュージック」のエッセンスがしっかりと織り交ぜられており、抵抗感無しに「モンク・ミュージック」に浸ることが出来る佳作だと思います。

この2枚の兄弟盤みたいなライブアルバムは『Thelonious Monk in Italy』は『Monk in France』と合わせて、一気に聴くのも一興ですね。この『Thelonious Monk in Italy』も、適当に(良い意味で)聴き流して、モンク・ミュージックを楽しむことの出来る「お手軽モンク・ミュージック入門盤」だと思います。

一気に暖かくなった我が千葉県北西部地方。気温はグングン上昇し、20度近くまで上がった。気温20度近くまで上がるなんて、4月下旬くらいの陽気ではないか。今はまだ3月上旬。ちょっと気温が先走り過ぎ。でも、明日は12度辺りまで下がるから、ちょうど3月上旬に逆戻りだな。でも、着実に春は近づいている。梅も満開、良い感じである。
 
通勤の コートも軽し 梅一輪
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。 
 

« 「Monk in France」を愛でる | トップページ | 不思議な「バンガード・ライブ」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/33754111

この記事へのトラックバック一覧です: 「Monk in Italy」を愛でる:

« 「Monk in France」を愛でる | トップページ | 不思議な「バンガード・ライブ」 »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ