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2010年3月 6日 (土曜日)

ビッグバンド・ジャズは楽し・5

チャールズ・ミンガス。ジャズ・ジャイアントの1人。ベーシスト、そしてコンポーザー&アレンジャー。特に、ビッグバンド系のコンポーザー&アレンジャーとして功績には輝かしいものがあると思っている。

ミンガス・ミュージックは、パンチの効いた分厚いアンサンブルとハーモニーが特徴。そして、インプロビゼーション部では、ソロイストの才能に委ねた、フリーキー&アブストラクトなアドリブを全面採用。参加ミュージシャンにとっては、その才能と個性、そしてテクニックについて全面的に信頼を置いたミンガス・オーケストラは、格好のアピールの舞台だったと想像される。

そんなミンガス・ミュージックの思想を継承し、現代にミンガス・ミュージックの真髄を伝えるビッグバンドがある。その名も「Mingus Big Band Orchestra」。「Mingus Big Band Orchestra」とは、1979年に亡くなったチャールズ・ミンガスの曲を演奏するため、彼の妻スー・ミンガスによって設立されたビッグバンドである。

パンチの効いた分厚いアンサンブルとハーモニーをベースに、強烈なグルーブと各プレイヤーの主張入り乱れるフリーバッキングが特徴。正に、ミンガス・ミュージックの忠実な継承者である。この「Mingus Big Band Orchestra」の成果を聴けば、ビッグバンドにおけるミンガス・ミュージックの個性と完成度の高さを追体験することが出来る。

その「Mingus Big Band Orchestra」は、グラミー賞に6回ノミネート。現在もニューヨークのジャズ・ライブハウス「Jazz Standard」にて演奏活動中とのこと。一度、生で聴いてみたいものだ。

さて、その「Mingus Big Band Orchestra」のアルバムの中で、僕のお気に入りは『Live In Tokyo At the Blue Note』(写真左)。「Mingus Big Band Orchestra」の、2005年の大晦日、ブルーノート東京ライブのCD化である。ライブ録音ということで、ビッグバンドの迫力あるパンチの効いた分厚いアンサンブルとハーモニーと、活き活きとしたソロイスト達のフリーキー&アブストラクトなアドリブが追体験できる。

Mingusbigb_tokyo

参加ミュージシャンは以下の通り。う〜ん、メンバーを見渡せば、錚々たるメンバーである。このメンバーで駄作は無いですよね。う〜ん、生で聴きたかったなあ〜。

Eddie Henderson - trumpet
Jack Walrath - trumpet
Alex Sipiagin - trumpet
Abraham Burton - alto saxophone
Craig Handy - alto saxophone, flute
Wayne Escoffery - tenor saxophone
Seamus Blake - tenor saxophone
Ronnie Cuber - baritone saxophone
Frank Lacy - trombone, vocal ku-umba
Conrad Herwig - trombone
Earl McIntyre - bass trombone, tuba
Dave Kikoski - piano
Kenny Davis - bass
Johnathan Blake - drums

このメンバーで、パンチの効いた、管楽器の分厚いアンサンブルとハーモニー。そして、活き活きとしたソロイスト達のフリーキー&アブストラクトな咆哮。リズムセクションんのタイトなリズムに、バンド全体の一糸乱れぬアンサンブル。ライブならではのスリリングな演奏が素晴らしい。

マンハッタンでいまだに絶大な人気を博す硬派ビッグバンドである「Mingus Big Band Orchestra」。日本での知名度はイマイチ。どうしてかなあ。素晴らしいビッグバンドだと思うのですが・・・。確かに従来から、ミンガス・ミュージックは、日本での受けはあまり芳しくないみたいですが、実に勿体ないことだなと思います。

ミンガス・ミュージックには、硬派な純ジャズのエッセンスが横溢してます。ジャズ初心者の方々には、ちょっと刺激が強いかもしれませんが、このビッグバンドの奏でる音楽は、紛れもなく、硬派な純ジャズのエッセンスを、正統に伝えてくれるもののひとつだと言えます。 
 
 
 
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