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2010年1月31日 (日曜日)

懐かしの「Timothy B. Schmit」

70年代アメリカン・ロックの一大潮流であった「ウエストコースト・ロック(西海岸ロック)」。カリフォルニアの爽やかな太陽と風を想起させる、ロック・カントリー風の爽やかなノリと、粋な兄ちゃん達の小粋なロック・ソングが特徴的。そして、美しいハーモニーが特徴の「ヴォーカル・ハーモニー」のフィーチャー。

久しぶりに、Timothy B. Schmitの『Playin It Cool』(写真左)を聴いて、懐かしの米国西海岸ロックに浸っている。このアルバムは、1984年のリリースなので、70年代ロックの範疇からは外れるのだが、その内容は、バッチリ70年代ロック、米国西海岸ロックの範疇に引っ掛かっている。

Timothy B. Schmitは、米国西海岸ロック伝説のバンド「ポコ」を経て、1977年、イーグルスに引き抜かれました。ランディー・マイズナーの後任という、ポコへの参加と同じ事情なのは、何か因縁めいたものを感じますね〜。1979年発表のイーグルスの『The Long Run』で、Timothy B. Schmitは、かの名曲「I Can't Tell You Why」を提供しています。でも、その後、イーグルスはあえなく一旦解散。

Timothy B. Schmitはソロに転身せざるを得なくなるわけですが、そのTimothy B. Schmitが、1984年に発表した初のソロ・アルバムが、この『Playin It Cool』。アップテンポなポップス調のナンバーからハードなナンバー、そして、スローなバラードまで、マルチ・タレントぶりを発揮していて、Timothy B. Schmitのボーカルも覇気が溢れ、なかなかの内容のアルバムに仕上がっています。
 

Tb_schmit_playin_it_cool_2

 
リズムは完全に80年代ロック&ポップスで蔓延した、デジタル&打ち込み風で違和感があり、エコーもたっぷりかかっていて、どうもAORの影を追っているようで具合が悪いんだが、それぞれの楽曲の根幹は、70年代米国西海岸ロックにあって、そこを焦点に絞ると、このTimothy B. Schmitの『Playin It Cool』はなかなかに味わいがある。

70年代米国西海岸ロックのテイストを引きずった「80年代AOR的なサウンド」とでも表現したら良いのでしょうか。しっかりと引きずっている70年代米国西海岸ロックのテイストが、僕にとっては魅力的に響きます。

「So Much In Love」「Voices」「Take a Good Look Around You」「Tell Me What You Dream」なんて良い感じですよね〜。特に、「Take a Good Look Around You」「Tell Me What You Dream」の2曲は、70年代米国西海岸ロックのテイストを引きずった「80年代AOR的なサウンド」という表現にピッタリでは無いでしょうか。う〜ん良い感じです。タップリとかかったエコーとデジタル&打ち込み風のリズムは、ちょっと馴染めないんですが・・・(笑)。

イーグルスの再結成の際、ベーシストはランディ・マイズナーでないと、という評価もありましたが、「One of These Nights」や「Hotel California」などのハードなギター中心の曲のバックで、根太で粘りのあるベース・ラインに関しては、Timothy B. Schmit のベースの方がシックリきます。イーグルスの全キャリアの楽曲を広く押さえるベースとしては、Timothy B. Schmitのベースも十分「あり」だと思います。

僕は、1970年代ど真ん中ではない、1980年代に入ってからのソロ・アルバムに、Timothy B. Schmitの個性を感じます。1970年代の米国西海岸ロックを更に洗練した音楽性と彼の弾くベースは、まだまだ過小評価されているではないでしょうか。しかしまあ、レトロなジャケット・デザインだこと・・・(笑)。 
 
 
 
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