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2010年1月 4日 (月曜日)

爽やかなピアノ・トリオが良い

今年の初出社。いつもより早く家を出る。やっと日が昇りつつある時間。凛と冷え込んだ空気に、キラキラ輝く朝日が眩しい。さあ、今年も働くぞ〜、ということで、こういう時の通勤音楽はポジティブで爽やかな音楽が良い。

やっぱりジャズだよなあ、ということで、爽やかなピアノ・トリオが良い、と選んだアルバムが、ミシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani) の初期のピアノ・トリオの傑作『Estate』(写真左)。

ペトルシアーニのアルバムの中では、あんまり名前が挙がるアルバムでは無いのだが、その爽やかでメロディアスな旋律が素晴らしい、ペトルシアーニのピアノの響きが美しい、ピアノ・トリオの傑作の一枚である。1982年3月の録音。パーソネルは、Michel Petrucciani (p), Furio di Castri (b), Aldo Romano (ds)。

とにかく美しいピアノの響き。一聴するとフュージョンの様なキャッチャーでメロディアスな旋律が心地良い、冒頭の「Pasolini」。続く「Very Early」も美しくも躍動感溢れるピアノの輝き。バックのリズム・セクションも、ペトルシアーニの躍動感をしっかりと後押しする。ジャズの懐の深さを感じる。
 

Estate

 
表題曲「Estate」は、リリカルでメロディアスなバラード。ここでのペトルシアーニのバラード表現も一目置く美しさがある。キャッチャーな旋律を紡ぐが決して俗っぽくならない。クラシカルな指裁きが、独特の個性として響く。

ビル・エバンスとは、また違ったリリカル&メロディアス。ビル・エバンスよりもエッジが立った、輪郭の鋭い旋律。メロディアスな中に、突然割り込んでくるジャズ的な不協和音。決して甘くはない、テンション溢れるインプロビゼーション。

良いアルバム、良いピアノ・トリオ。こんなピアノ・トリオのアルバムが転がっているから、ジャズって面白い。ポジティブで爽やかなピアノ・トリオのお勧めです。

爽やかだからといって、ソフト&メロウなフュージョン的なピアノ・トリオではありません。しっかりとした純ジャズです。ペトルシアーニの独特の個性とセンスが溢れています。ん〜、元気がでるなあ。心も爽やか、やる気充実です(笑)。
 
 

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