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2010年1月15日 (金曜日)

疲れた時には「ピアノ・トリオ」

はぁ〜疲れた。なんやかんやで疲れた。しかしなあ〜、精神的に疲れることが色々あった。有るべき姿であるはずが、有るべき姿にならない不思議。適当にやっていても、なんとかなっている不思議。ストレスがかかる。ストレスがかかると疲れる。ストレスがかかって疲れると、決まってピアノ・トリオが聴きたくなる。

こういう時のピアノ・トリオは、王道、鉄板のピアノ・トリオでないといけない。今日はビル・エバンスの『At Shelly's Manne-Hole』(写真左)である。1963年5月、今は亡きジャズクラブ、シェリーマンズホールでのライブ録音。パーソネルは、Bill Evans (p) Chuck Israels (b) Larry Bunker (ds)。

このアルバム、ビル・エバンスのアルバム紹介などでは、全くと言って良いほど、採り上げられることが無いアルバムである。でも、このアルバム、実に内容があるんですよ。ほんと。

音のメリハリがある大向こうを張った演奏では無い。といって、ハイ・テクニックバリバリの演奏でもない。普通のピアノ・トリオ演奏の様に淡々とした演奏なんだが、1曲目の「Isn't It Romantic?」を聴き進めるにつれ、だんだん普通のピアノ・トリオ演奏では無いことに気が付く。

Be_shellysmanne

全く飾り気の無い、爽やかな、何の変哲もない寛ぎのシンプルな演奏の中に、しっかりとそれぞれのメンバーの、テクニックの粋を尽くした玄人的演奏がしっかりと詰まっていて、どんどん演奏に惹き込まれていく。

エヴァンスのピアノはいつになくリラックスして、柔らかく優しいタッチで、スタンダード曲中心に弾き上げていく。イスラエルのベースは、しっかりとしたバッキング、ガッチリと自信に満ちたソロを繰り広げている。バンカーのドラムは堅実、そして、素晴らしいブラシ。

録音も良いですし、クラブの雰囲気が実に良く感じられます。ライブ盤としても優秀だと思います。何故、このアルバムが、ビル・エバンスのアルバム紹介に採り上げられないかが判らない、というか不思議。ちょっと地味かもしれませんが、どうしてどうして、これが、なかなかのピアノ・トリオだと僕は思います。当然、長年の愛聴盤です。

疲れた時には「ピアノ・トリオ」。こういう時のピアノ・トリオは、王道、鉄板のピアノ・トリオでないといけない。そんな要求にガッツリと応えてくれるビル・エバンスの『At Shelly's Manne-Hole』である。ジャケット・デザインがちょっと地味で単調なのが玉に瑕ですけど・・・(笑)。
 
 
 
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