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2009年12月26日 (土曜日)

ビッグバンド・ジャズは楽し

唐突であるが、僕はビッグバンド・ジャズが大好きである。遙か昔、中学生の時、ブラスバンド部に在籍していた経験の中で、ブラス中心の分厚い大人数の音世界が「響いた」らしい。高校に入って、なぜか映画の「ベニー・グッドマン物語」と「グレンミラー物語」を観て、ビッグバンド・ジャズってええなあ、と強く思ったのを覚えている。

が、である。FMでエアチェックした、デューク・エリントン楽団の音を聴いた時に、「?」である。あの「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」が聴こえてこない。何故か。それは、当時、僕の所有していたステレオ装置がモジュラータイプの実にチープなもので、特に、スピーカーがかなりチープで、ビッグバンド・ジャズ特有の「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」が全くもって「ペラペラ」に聴こえてくるのだ。

これはあかん、と高校生の僕は思った。ビッグバンド・ジャズを楽しむには、ステレオ装置をアップグレードせんと話にならん。と言いつつ、そんな財力は全く無かったので、ビッグバンド・ジャズは固く「封印」した。それから、大学時代〜社会人と環境は移りつつ、それなりに所有のステレオセットはアップグレードしていってはいたが、ビッグバンド・ジャズ特有の「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」を楽しむには、ある程度(数十万円程度)の資金をステレオセットに注ぎ込まないと楽しめないことが判ってきた。

で、やっとこの2年ほど前に、現在所有のスピーカー・セットのチューニングが完了し、やっとのことで、ビッグバンド・ジャズ特有の「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」を、何とか楽しむレベルにまでになった。やれやれ。でも、何とか楽しむレベルになると、「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」が、なんとも耳に快感なのだ。ささやか音圧とでいうのだろうか、ブラスの分厚い迫力にはワクワクする。

Act_your_age

最近、楽しんでいるビッグバンド・ジャズのアルバムの一枚が、Gordon Goodwin's Big Phat Bandの『Act Your Age』(写真左)。L.A.の売れっ子スタジオ系ミュージシャンにより結成された超馬鹿テク集団「Big Phat Band」に、作曲兼編曲を担当する Gordon Goodwin。日本では、まだまだ知名度は低いですが、以前から、知る人ぞ知る存在ではありました。

その Gordon Goodwin's Big Phat Bandの現在のところの最新作が『Act Your Age』。音の雰囲気は、1曲目の「Hit the ground running」を聴けば納得。エレピの印象的なリフからスタートする、16ビートの曲。雰囲気はフュージョン。ビッグバンド・ジャズ特有のノリも見事で、疾走感とブラスの迫力満点な所が実に良い。電気楽器の使い方が絶妙で、フュージョン・ビッグバンド・ジャズと表現して良いかと思う。

収録された楽曲を見渡しても、その感が強い。ゲストに、チック・コリア、デイヴ・グルージン、パティ・オースティン、リー・リトナーを迎え、パティー・オースティンの歌う E.W.& F. の「September」、チック・コリア御大自らが、ガンガンにピアノを弾きまくる「Senor Mouse」、デイヴ・グルージンとリー・リトナーがフューチャーされた「Punta Del Soul」、アレンジが小粋な「Watermelon Man」。見渡すと、これらの楽曲って、フュージョン時代の名曲ばかり。

フュージョン時代の名曲を採り上げているので、どうしても全体のアレンジについて「ソフト&メロウ」な面が全面にでる格好になって、ブラス楽器のアンサンブルが炸裂する様な「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」が少し控えめになっているところが、ちょいと物足りない面ではあります。でも、逆に、万人受けする聴き易さが増して、リラックスして聴けるビッグバンド・ジャズです。

特に、1970年代、リアルタイムでフュージョンを体験した世代以降のジャズ・ファンには特にお勧め。ビッグバンド・ジャズ入門としてお勧めです。ビッグバンド・ジャズの「ブラス中心の分厚い大人数の音世界」がたまりません。

今日は朝から底冷えして寒い。雨が降るという予報もあったが、我が千葉県北西部地方では雨が降らず、昼前から日が射し始めた。日が射すとさすがに日光の恩恵素晴らしく、底冷えの空気が幾らか肌当たりの良い感じになり、底冷えの感は無くなった。今日は、日光の恩恵というのは、思ったよりも凄いもんだなあ、ということを改めて実感した。日々勉強、日々体験である(笑)。
 
底冷えに 光射し込み 人心地
 
 
 
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