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2009年12月 8日 (火曜日)

今年もJohnの命日がやってきた

また、今年もJohn Lennon の命日がやってきた。あれは、もう今から29年も前のことになる。

今でもハッキリと覚えている。米国東部時間で「1980年12月8日23時07分」。ジョンの死亡が確認された。享年40歳。米国東部時間だから、日本とは14時間の時差がある。日本時間では、1980年12月9日13時07分だった。

1980年12月8日22時50分(米国東部時間)、スタジオ作業を終えて、ジョンの乗ったリムジンがアパートの前に到着、ジョンが車から降りる。犯人のマーク・チャップマンは「ミスター・レノン?」と呼び止めると、銃を手に取り前に進み、両手で構え5発を発射した。4発がレノンの胸、背中、腕に命中、レノンは「撃たれた」と2度叫び、アパートの入り口に数歩進んで倒れた。

撃たれたのが、日本時間で、1980年12月9日の12時50分である。「ジョンが狙撃された」というニュースは、速報という形で、学生生協のラジオで聞いた。聞いた時は「ジョンが撃たれた」ってことが信じられずに、「そんなことないやろ」と勝手に思いこみ、「悪い冗談だ」とも思った。逆に「ジョンは撃たれても、きっと回復して戻ってくる」となぜか堅く信じこんでいた。しかし、既にこの頃、ジョンは瀕死の状態だった訳である。

なぜか「ジョンは絶対に死なない」と思った。が、彼は帰らぬ人となった。彼の何が悪かったというのか。命と引き替えるほどのことがジョンにあったのか。そして、なぜジョンだったのか。今でも、あの日に感じた無念は心にしっかりと残っている。

John_glass


Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
Although our love is still special
Let's take a chance and fly away somewhere alone

It's been too long since we took the time
No-one's to blame, I know time flies so quickly
But when I see you darling
It's like we both are falling in love again
It'll be just like starting over, starting over

「(Just Like) Starting Over」 Written by John Lennon


この「(Just Like) Starting Over」を唄いながら、ジョンは逝った。主夫となって以来、5年ぶりに復帰。「でも君を見ていると、また恋をはじめられそうだ。そう、また「振り出しから」って感じでね」と唄いながら、ジョンは逝った。今でもこの歌を聴くのは辛い。今でもこの歌を聴くのは痛い。でも、この曲は希望の曲。辛さ、痛みを超えて、この曲は永遠の名曲として、僕の心の中に常にある。

また、今年もJohn Lennon の命日がやってきた。あれは、もう今から29年も前のことになる。
 
 
 
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コメント

今年も来ましたね。
もうそんなになるんや、29年。
日々の忙しさにかまけて今日が何日かも
わからなくなっていた昨日、たまたま
立ち寄った本屋で見つけたヨーコさんの
新刊「今あなたに知ってもらいたいこと」。
立ち読みしていて、ジョンの最期にふれて
いるのを知って、すかさず買いました。
発売日は12月8日。そうか・・・

今年もお花を飾った、我が家の法事。
今、ジョンはこの世界をどう見てるのかな。

ひとんちゃん、どうも。松和のマスターです。

はい、今年もやってきました。時差があるんで、正確には、日本では
明日なんですけどね。それでも、12月の声を聞くと、どうしても思い
出します。あの時の「無念な気持ち」は今も引きずったままです。

僕の方は、今年の9月、ジョン・レノン・ミュージアムで入手した
「ジョン・レノンからのメッセージ」を読んで、しんみりしつつ、
最後には、よしっ、と気合いを入れて、前を見て、っと・・・。

残された時間は、自分が思っているよりも決して長くはない。
出来る限り自分の「想い」は、万難を排して果たしていくんだ、
と改めて誓う、12月8日の夜でございます。
 

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