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2009年11月16日 (月曜日)

米国ルーツロックの大御所

う〜ん寒くなってきた。立冬過ぎて、寒い空気が少しずつ流れ込んでくる。一雨毎に寒い空気が流れ込んでくるようなこの季節。もの淋しい時期は過ぎ去って、もうすぐ冬がやってくる。

立冬に 湯割り焼酎 相応しく

さて、唐突であるが、僕はアメリカン・ルーツロックが大好きである。アメリカン・ルーツ・ミュージック、ブルースやフォーク、カントリー&ウエスタン、ゴスペルなどをベースとしたロックが大好きである。

アメリカン・ルーツ・ロックの雄といえば「ザ・バンド」。ザ・バンドは、1967年から1976年にアメリカで活動したロック・バンド。オリジナル・メンバーは、カナダ人4人(ロビー・ロバートソン、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソン、リック・ダンコ)とアメリカ人1人(リヴォン・ヘルム)。

ロックにカントリー、フォーク、R&Bといったアメリカン・ルーツ・ミュージックの要素を色濃く反映させた音楽性は非常に高く、ミュージシャンズ・ミュージシャンとして今なお多くのアーティストから尊敬を集めている。ザ・バンドについては、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」の「My Favorite Rocks」のコーナー、『アメリカンロックの最高峰/ザ・バンド』(左をクリック)を参照されたい。
 

Dirt_farmer

 
さて、そのザ・バンドの唯一の米国人、ドラマーのリヴォン・ヘルムの『Dirt Farmer』(写真左)を手に入れた。久しぶりのリヴォン・ヘルムである。ザ・バンド解散後、リヴォン・ヘルムは、RCOオール・スターズを結成し、ソロ活動を展開。しかし、1996年、ヘルムは喉頭ガンと診断され、以後歌うことは困難になり、その治療費の為、金銭的にも苦しんだが、その後、奇跡的とも言える回復を見せ、この『Dirt Farmer』では元気な歌声を聴かせてくれている。

とにかく、冒頭の「False Hearted Lover Blues」から徹頭徹尾、米国ルーツロック満載である。印象的なフィドルの音、マンドリンの音、C&Wな雰囲気をプンプンさせながら、アコースティック・ギターをフィーチャーしてフォーキーな雰囲気をプンプンさせながら、しかも、ビートはR&B基調。いいぞ、いいぞ。リヴォン・ヘルムの世界を満足いくまで聴かせてくれる。

収録された全13曲は、いずれも古いトラディショナルな曲ばかりがズラリと並ぶ。娘のエイミー・ヘルムを加えた二人の女性シンガーも、絶妙のバックコーラスで、リヴォン・ヘルムのボーカルを盛り立てる。実に良い雰囲気だ。しかも、13曲それぞれがアレンジ良く、メリハリが効いていて飽きない、というか実に楽しい。

良いですよ〜。所謂、アメリカン・ルーツ・ミュージック、ブルースやフォーク、カントリー&ウエスタン、ゴスペルなどが好きな方々には絶対のお勧めです。また、ザ・バンドのファンの方々にも絶対お勧め。ザ・バンドの往年の世界がここにあります。現代の音で、ザ・バンドの伝説の米国ルーツロックの世界が、リヴォン・ヘルム流に再現されています。

しかも、本盤は音が非常に良い。録音もグッド。リヴォン・ヘルムの考える「米国ルーツロック」が心ゆくまで味わえます。なお、このアルバムは、2008年のグラミー賞(Grammy Award)のベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム(Best Traditional Folk Album)を受賞しました。

米国ルーツロックの大御所、リヴォン・ヘルムの米国ルーツロックの名盤。晩秋の夜長、現代の米国ルーツロックの名盤を愛でる。至福の時である。
 
 
 
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