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2009年11月23日 (月曜日)

京都にまつわる「70年代Jポップ」

体調を崩した。いつものように気管支がやられて、咳が止まらない。なんだか熱っぽくて、今日は一日寝たり起きたり。新型インフルとは違うと思うが、最近の仕事上の心痛に加えて、このところの早い冬の寒さにやられた感じ。

昨日、京都の話を書いたら、久しく忘れていた、京都にまつわる「70年代Jポップ」の名曲たちが記憶に甦ってきた。高校2年生の秋から大学にかけて、実はフォーク・デュオをやっていて、自分たちでコピーして唄った、京都にまつわる名曲が甦ってきた。今日は、体調が悪く、床の中でこの「京都にまつわる名曲」をじっくりと聴いた。

秋うらら 君と寄り添い 銀閣寺

京都にまつわる「70年代Jポップ」。まずは、風の「古都」。「風」と言えば、かぐや姫の伊勢正三と、猫の大久保一久が1975年に結成したフォーク・デュオ。1970年代のJポップを彩る「名フォーク・デュオ」のひとつである。

その「風」のセカンド・アルバム『時は流れて…』(写真左)の、LPA面の3曲目に名曲「古都」がある。このセカンド・アルバム『時は流れて…』は、四畳半フォークと呼ばれた、男女の仲を中心に私生活の感情を表現したジャンルの「総決算的アルバム」である。アレンジも秀逸、唄われる世界もほとんどが4畳半フォークの世界である。

「風」というフォーク・デュオは、元かぐや姫の伊勢正三が主体だと思われがちだが、パートナーの大久保一久の曲の世界が独特の雰囲気を持っていて、この大久保一久の曲の世界が、このフォーク・デュオ「風」を特別な存在にしたと言っても過言では無い。そんな大久保一久が、伊勢正三の歌詞を基に作曲した、京都にまつわる名曲が「古都」である。

Kaze_tokihanagarete_2


別れた人には 京都が似合うと
初めて気付いた 木屋町通り
古い都への 出逢いとはいつも
こうして始まる ものでしょうか

いつかいつか こんな時が来るねと
君は君は 遠い空を見つめて
呟くように云った

いつも賑やかな 四条通りにも
悲しい目をした 人がいる
嵯峨野の辺りに 沈む夕陽さえ
急いで僕たちから 逃げていく

何もかもが僕に 背中を向けて
僕は僕は 一人取り残されて
しまったような気がする

「古都」 歌:風 作詞:伊勢正三 作曲:大久保一久


伊勢正三については、その作詞の世界については独特の個性がある。その個性をしっかりと受け止めて、大久保一久独特の節回しの展開を充てて、作り上げた名曲が「古都」である。京都を意識した前奏のアレンジ、曲全体の「ちょっと和風なコード進行」も小粋で、この歌は聴いていても、自分で歌っても、ちょっとした「カタルシス」を感じることが出来る。

大久保一久のボーカルは、はっきり言うと「下手」であるが、この弱いボーカルでも、作詞の持つ情感が表現できる曲作りは見事である。それだけ、作詞を十分に活かした「曲作り」の才能を、大久保一久は持っていたということだろう。それだけ、大久保一久の作曲能力は優れていたと、今でも僕は思っている。

良い曲です。前奏のオープンコードのギターのストロークを聴いただけで、グッと京都の情景が浮かびます。そして、出だしの歌詞「別れた人には、京都が似合うと...」と唄う「くぼやん」の歌声を聴いただけで、なんだか心がウルウルしてきます(笑)。それだけ、京都には、学生時代の「悪い思い出」が一杯に詰まっていると言えるでしょう(笑)。

今日は体調を崩したお陰で、なかなか日頃聴けない曲が聴けました。咳が抜けなくて、気管支が痛いけど、とりあえず...感謝感謝。
 
 
 
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