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2009年10月29日 (木曜日)

70年代クラプトンの隠れ名盤

紅葉前線が南下している。我が千葉県北西部地方では、まだまだであるが、東北地方、信州地方は「そろそろ見頃」。紅葉した木々を見れば、物寂しい、物悲しい想いが心を駆けめぐる。紅葉狩りとか、紅葉を楽しむというが、僕は苦手。様々な色に色づいて、風に吹かれてハラハラと散っていく落ち葉を見ていると、なんだか淋しくて・・・。

君の文 笑顔同封 紅葉狩り

さて、今日は70年代ロックの話を。エリック・クラプトン(Eric Clapton)についてであるが、僕はクラプトンについては、圧倒的に70年代クラプトンが大のお気に入り。というか、長年、今に至るまで聴くのは、70年代クラプトンばかり。MTVのスターになり、アルマーニを着たクラプトンはどうも苦手で、過去を振り返り、同窓会に勤しむクラプトンもどうもいけない。僕には、70年代クラプトンが全てである。

70年代クラプトンのアルバムはどれもが良いアルバムばかりであるが、長年良く聴くアルバムとしては『Layla and Other Assorted Love Songs』を別格とすると、なぜが『Backless』(写真左)と『Another Ticket』(こいつは正確にいうとリリースは1981年なんだが・・・笑)を良く聴く(『Another Ticket』については、6月15日のブログ参照)。

レイドバック期のアルバムとしては『461 Ocean Boulevard』よりも『There's One in Every Crowd』の方が、圧倒的に良く聴くなあ。キャッチャー過ぎる『Slowhand』は苦手。ハイテンションの時にしか聴かない。変人と言われても良い。特に「Wonderful Tonight」が苦手。『No Reason to Cry』は高校3年生の秋のリリース。当時、聴きまくった。淋しい思い出が一杯に詰まっていて、今でも精神的に状態が良い時でないと聴けない(笑)。
 

Ec_backless_25

 
『Backless』は、『461 Ocean Boulevard』から、ドップリとレイドバック路線をひた走り、日和ったとか、軟弱だと言われ、それでは駄目だと、ソフト&メロウでキャチャーなアルバム『Slowhand』を作ってしまって、作為的だとか受け狙いだと言われ、知らない間に時は過ぎ、周りの環境は、AORとパンクが拮抗する70年代週末のハルマゲドンの時代。そんな時代にクラプトンは、AORもパンクも我感せずとばかりに、R&B路線に立ち戻った、実に渋いアルバムをリリースした。そのアルバムが『Backless』。

僕は当時、この『Backless』を聴いて喝采をあげた。R&B路線とはいえ、『Layla and Other Assorted Love Songs』の若さギンギンの大向こうを張ったR&B路線ではない、麻薬での挫折やアル中の挫折をなんとかやり過ごした後、レイドバックを経験し、ビートの底にしっかりとレイドバックの雰囲気を秘めたR&B。余裕のある、テンションを張りながらも楽しく寛ぎ感のある、実に渋〜いR&B。その渋〜いR&Bが、この『Backless』に満載である。収録されたどの曲もどの曲も渋くて良い。寛ぎのあるテンションが心地良い。

ディック・シムズ(key)、マーシー・レヴィ(vo)、ジョージ・テリー(g)、カール・レイドル(b)、ジェイミー・オール・テイカー(ds)というメンツによる安定したサポートを受けた、クラプトンの佳作。何回繰り返してもええんやなあ、この『Backless』。僕はこの次のアルバム『Another Ticket』を対で聴く。これがこれまた、実に良い雰囲気なのだ。どちらのアルバムも地味なのですが、何回聴いても飽きない。こういうアルバムを「隠れ名盤」と言うのでしょう。
 
 
 
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