最近のトラックバック

« モンク入門は「ライブが一番」 | トップページ | 70年代クラプトンの隠れ名盤 »

2009年10月28日 (水曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・2

完璧な秋である。日差しも柔らか、風も爽やか。でも、どこか物悲しい。一人でいたくなる。でも、一人でいるとなんだか辛い。でも、一人でいることが義務でもあるかのような、晩秋の物悲しさ。なんだか雰囲気が良さそうであるが、僕はこの季節の雰囲気が嫌いである(笑)。

ブルースの 黒も優しき 星月夜

さて、ピアノ・トリオの代表的名盤の第2弾。第1弾は、ビル・エバンスの『エクスプロレーション』(10月17日のブログ参照・左をクリック)。第2弾は、Oscar Peterson(オスカー・ピーターソン)の『Night Train』(写真左)を、ピアノ・トリオの代表的名盤としてご紹介したい。

オスカー・ピーターソンのジャズ者初心者向け、ピアノ・トリオの代表的名盤として良く紹介されるのが『We Get Requests』。でも、僕は、この『We Get Requests』は、スタンダード曲とボサ・ノヴァをバランス良く収録している名盤なのだが、スタンダード曲とボサ・ノヴァは、ピアノ・トリオとしても、アレンジするには、かなりの力量と経験を要する。この『We Get Requests』は、実は奥深い。かなりの高度な技術がギッシリ。テンションもしっかり高く、ジャズ者初心者には、ちょっとしんどい。

僕は、オスカー・ピーターソンのジャズ者初心者向け、ピアノ・トリオの代表的名盤としては『Night Train』を一押しにしている。このアルバムは、とにかく聴いていて楽しい。ジャズを楽しく聴いて、楽しくジャズを感じて、最後にジャズの感動して終わる。これって、ジャズ者初心者にとって大切な、最適な雰囲気だと僕は思う。
 

Night_train

 
冒頭「Happy-Go-Lucky Local (aka Night Train)」から始まる。ジャケット写真の様な、夜行列車が大陸を悠々と走り抜けていくような、悠然とした演奏。ついついリズムを取りつつ足が動く。ジャズのビートを感じる。次の「C-Jam Blues」も楽しい。シンプルなメジャーコードCのブルース。シンプルなだけに実に判りやすいブルース。

3曲目の「Georgia on My Mind」は、邦題「我が心のジョージア」。米国ジョージア州の州歌。レイ・チャールズの歌唱で有名。テレビのコマーシャルのBGMでも度々採用されているので、恐らく、そのユッタリとした、ソウルフルで印象的な旋律を聴けば「ああ、あの曲かあ」と思い出す人が多いと思います。その後も、楽しく聴けるピアノ・トリオが出てくる出てくる(笑)。

で、ラストの「Hymn to Freedom(自由への讃歌)」。アフリカ系アメリカ人公民権運動の応援歌。ピーターソンのオリジナル。感動の名曲である。緩やかに囁くように弾き出すピーターソンのピアノ、そして、徐々にベース、ドラムと共に盛り上がっていく。そして、最後は大団円。この曲は言葉では言い表せ無い。聴けば判る。というか、一度は聴いて欲しい、ジャズの名曲である。

I say to you today, my friends so even though
we face the difficulties of today and tomorrow,
I still have a dream. It is a dream deeply rooted
in the American dream. ・・・・・

Oscar Peterson (p) Ray Brown (b) Ed Thigpen (ds) という、1959年以来の不動メンバーで、1962年12月にレコーディングされた、オスカー・ピーターソン・トリオの傑作の一枚。このアルバムを、僕は、ピアノ・トリオの代表的名盤の第2弾として、ジャズ者初心者の方々にお勧めしたい。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 
 

« モンク入門は「ライブが一番」 | トップページ | 70年代クラプトンの隠れ名盤 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/31964770

この記事へのトラックバック一覧です: ピアノ・トリオの代表的名盤・2:

« モンク入門は「ライブが一番」 | トップページ | 70年代クラプトンの隠れ名盤 »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ