元気の出るアルバム
今日も、懐かしの70年代館の松和のマスターです。70年代のロック・スターで、今も現役で活躍しているミュージシャンは少なくありません。その70年代ロック・スターが、今もバリバリでやっている姿を見ると、なんだか力が出ますね。
その、今も現役でバリバリとやっている、というか、懐メロではない、最先端で勝負しているギタリストがいる。その名は「ジェフ・ベック」。70年代の三大ロック・ギタリストの一人。「ブロウ・バイ・ブロウ」「ワイヤード」のギター・インストは永遠の名盤。
そのギターの神様が今も現役でバリバリやっているのを見ると、妙に勇気が湧いてくる。特に、このJeff Beck『Jeff』(写真左)は大のお気に入り。2003年にリリースされたジェフ・ベックのアルバム。2曲目の「Plan B」でグラミー賞(ベスト・ロック・インストルメンタル・パフォーマンス)を受賞。
冒頭の「So What」から、それはそれは凄まじいギター・インスト。暴風雨みたいな強烈なギター・インストには、たまげるやら、ワクワクするやら。いやいや凄いぞ〜、これは。以降、全編に渡って、ジェフのギター・インストが炸裂しまくっている。
そのフレーズもリフも「昔の名前で出ています」的なものではない。斬新な、今の世界でも最先端で尖ったフレーズ、リフばかり。どうしてこんなプレイが出来るんだ。ジェフ、凄いぞ。格好良いぞ。ワクワクするぞ。期待されてようが、されていまいが自分のやりたい事をやる。そんなジェフの気概を感じる演奏ばかり。
アンディ・ライトとのコラボ、デヴィッド・トーン、アポロ440の協力。どう考えても、60歳を間近に控えた、ベテラン・ミュージシャンの仕業では無い。「マンネリ」という表現は、どうもジェフには無縁なようだ。後ろ向きな「こだわり」なんて進歩を妨げるだけ、と爽やかに笑い飛ばすジェフが垣間見える。
「我が道を行く」。そんな言葉を思い出す。受けようが受けまいが、そんな事は関係ない。まずは自分のやりたいことを、出来ることをやる。そんな基本的な事を、このアルバム聴く度に、ジェフに教えられます。う〜ん、勇気が湧くなあ。
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