秋は「Modern Jazz Quartet」
今日は朝から爽やか快晴。爽やかな風が吹き抜け、最高気温は28度程度。もう、完全に秋の雰囲気が漂う、我が千葉県北西部地方。窓を開けっ放しにして、半袖で部屋の中に居ると肌寒い。もう夏は去り、いよいよ秋である。
とある「可愛い訪問者」があって、この2日間、バーチャル音楽喫茶『松和』を臨時休業させて頂きました m(_ _)m。東京のあちらこちら、なかなか、普段、中年夫婦だけでは行かない所も訪問できて、楽しい日を過ごしました。
さて、ジャズの話題を・・・。先に書いた様に、もう我が千葉県北西部地方は「秋の雰囲気」。昨日から爽やかな風が吹き抜け、今日は日差しも少し柔らかくなり、いやいや、秋ですね〜。西日本の方は、まだまだ残暑が厳しい様ですが、あと2週間ほどで「秋分の日」。暑さ寒さも彼岸まで。あと少しの辛抱です(笑)。
秋になれば、必ずヘビーローテーションになるのが「Modern Jazz Quartet(モダン・ジャズ・カルテット・略称MJQ)」。ミルト・ジャクソン(ビブラフォン)、ジョン・アーロン・ルイス(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、コニー・ケイ(1955年以降ドラム担当)の4人で構成された、鉄壁のジャズ・カルテット。ブルージーでファンキーな要素を漂わせながらも、実に品の良い、クラシックの四重奏団の様な「室内楽」的な、趣味良くアレンジされ、職人芸的な演奏テクニックをベースとした、洒脱な演奏が特徴。
私にとっては、このMJQの演奏が「秋の季節」にピッタリなんですね〜。秋の季節、MJQのアルバムなら「何でも通し」になるんですが、特に、MJQの特徴である「品の良い、室内楽的な、趣味良くアレンジされ、職人芸的な演奏テクニックをベースとした、洒脱な演奏」を最大限に楽しむには、ライブ・アルバムが一番だと思っています。
今日、今年初めて、秋の訪れを体一杯に感じて、選択したMJQのアルバムが『The Last Concert』(写真左)です。MJQの解散コンサートを記録した作品で、録音は1974年11月25日、MJQが結成されたのが1952年なので、約22年の活動に終止符を打った、記念碑的コンサートの実況録音盤です。
CDにして二枚組。収録された曲は全て、MJQの代表曲ばかりがズラリ。さしずめ「オールタイム・ベスト」的な内容です。当然、凡百な演奏など一切無し。どの演奏も、解散コンサートということで、メンバー各自が、気合いの入ったベストの演奏を繰り広げ、捨て曲無し。あっと言う間に、CD2枚を聴き終えてしまうような充実度です。
大学時代にこのアルバムを入手し、万感の想いで聴き終え、「MJQをリアルタイムで体験することは無いんだなあ」と哀愁に浸っていたら、1981年に再結成。当時、ビックリしました(笑)。
でも、このライブアルバムが収録された時点では、各メンバーも、その7年後に再結成するなんて思っていなかった訳で、本当に、気合いの入った、万感の想いが入った演奏が素晴らしい。
秋は「MJQ」。今年も「MJQ」の季節がやってきました。特に、音を選んだシンプルなジョン・ルイスのピアノと、品良く抑制されたブルージーなミルト・ジャクソンのヴァイブが、秋の雰囲気にピッタリです。しみじみと味わい深いMJQのライブ盤、胸に「ジーン」ときます。
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こんばんは
たしかに秋にはModern Jazz Quartet が良く似合いますね
この季節 ジャンゴを良く聞きますね
あと最近良く聞くのが オパス・デ・ジャズ/ミルト・ジャクソン です
これ なかなか良いと思います
さて おもいでの夏 届きました
去りゆく夏に ピッタリのアルバムですね
夕暮れのいま おもいでの夏が静かに 流れています
投稿: ケン | 2009年9月 7日 (月曜日) 17時21分
ケンさん、こんばんわ。松和のマスターです。
やっぱり、MJQは秋にあいますよね。うん、『ジャンゴ』もいいですね。
『コンコルド』も良いですよ。そう『たそがれのヴェニス』も良いなあ。
とにかく、MJQは秋にあう、と言うことで・・・(笑)。
『おもいでの夏』届きましたか。私もこの季節に、この『おもいでの夏』を
良く聴きます。特に今年、我が千葉県北西部地方は夏の終わりが早く、
涼しい風の中、しみじみと『おもいでの夏』を聴く。味わいがあります。
投稿: 松和のマスター | 2009年9月 7日 (月曜日) 21時22分