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2009年8月17日 (月曜日)

バリトン・サックスの饗宴

一昨日くらいから朝夕、涼しい風が吹くようになった、我が千葉県北西部地方。今日は、会社に帰り、近くの公園を通ると「虫の声」が賑やかに聞こえる。そこはかとなく秋の気配が忍び寄るって感じです。でも、西日本は残暑厳しいみたいで、皆さん、夏バテしないよう健康にはくれぐれもご留意のほどを・・・。

さて、サックスには、ソプラノ、テナー、アルト、バリトンと、主として、4つの種類がある。ソプラノが一番キーが高くて、バリトンが一番キーが低い。僕は、その一番キーの低いバリトン・サックスの音色が大好きである。

バリトン・サックス。略してバリサク。バリトン・サックスは「でかい、重い、値段は高い、音は低い」。簡単に言うとそんな楽器。大きさは長さ約1メートル、重さ約6キロ。 値段は中古の小型自動車とほぼ同額。気軽に吹ける楽器では無い。アルトよりちょうど1オクターブ低いので、管の長さもちょうど約2倍。バリサクのブリブリッという重低音の響きが実に格好良くて心地良い。

ちょいと難しい楽器なので、ジャズの世界でもバリトン・サックスの吹き手はあまりいない。そんな中、「バリトン・サックスの饗宴」と呼べる、バリトン・サックス中心の企画アルバムがある。それも、バリトン・サックス3本の饗宴である。そのアルバムは、Three Baritone Saxophone Band の『Plays Mulligan』(写真左)。フランスはDreyfusレーベルの企画優れもの。

Baritone_saxophone_band_10

Ronnie Cuber(ロニー・キューバ)、Nick Brignola( ニック・ブリグノラ)、Gary Smulyan(ゲイリー・スマリアン)、現代ジャズ界を代表する3人のバリトン・サックス・プレイヤーが大集合。ジェリー・マリガンの曲を演奏するという夢のような企画です。バックのリズムセクションは、 ベースがAndy Mckee(アンディ・マッキー)、ドラムはJoe Farnsworth(ジョー・ファンズワース)。

マリガンの曲を演奏するということで、マリガンのアレンジを踏襲して、ピアノレスで対位法的なアレンジを駆使した演奏は実に魅力的です。バリトンサックス三本のアンサンブルが雰囲気抜群。ブリブリッという重低音のユニゾン&ハーモニーがこんなにも魅力的に響くとは思いませんでした。

で、良く聴くと、同じバリトン・サックスでも個性の違いがあるんですね。重低音が中心なので、良く聴かないと、吹き方や音色の違いが判り難いんですが、明らかに個性の違いがありますね。聴いていて実に楽しいです。

収録曲は全部で12曲、約1時間にわたるバリトン・サックスの饗宴です。本当にユニークな企画モノです。Dreyfusレーベルって、なかなかユニークな企画モノが結構あるんですよね。やはりフランスの国民性の成せる技なのでしょうか。既成概念に拘らない企画モノは聴いていて楽しいですよね。

バリトン・サックス3本のアンサンブル、ユニゾン&ハーモニーは今まで聴いたことが無かっただけに、このアルバムはちょっとした驚きでした。バリトン・サックス3本のアンサンブルが、こんなに魅力的に響くとは思わなかったです。CDは廃盤状態みたいですが、ダウンロードサイトにはアップされているところが多いみたいです。私もiTunes Storeからゲットしました。最近は結構ダウンロードサイトのお世話になっています。
 
 
 
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