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2009年6月21日 (日曜日)

『ジャズの小径』6月号アップです

いや〜、我が千葉県北西部地方は、朝から雨、雨、雨。今年の千葉県北西部地方は、実に梅雨らしい梅雨である。しかし、朝から良く降るなあ。でも、九州では空梅雨模様で、給水制限もあるとのこと。日本列島、狭いようで広い。

さて、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の『ジャズの小径』6月号をアップしました。今月は「Smokin' at the Half Note vol.2の謎」と題して、ウエス・モンゴメリーの代表的ライブアルバムに収録された曲の「奇々怪々さ」について語ります。ちょいと、本文から出だしの一文を・・・・。

CD時代になって、やたらに多くなった事象として、LP時代に発売されたアルバムに収録された演奏の別テイクを追加収録して、完全盤とかコンプリート盤と称して、再発されるケースがある。もともとLP時代は、アルバムに収録可能な時間が、今よりも限られていた。片面で約25分程度、両面50分程度が限界で、それ以上の収録は技術上の不可能であった。

それが、である。CD時代になって、その収録可能な時間が20分以上も延びた。この「収録時間の伸び」がきっかけとなって、LP時代に収録できなかった別テイクを発掘し、CDで再リリースする際に、追加収録するやり方が大流行。

Wes_montgomery_0906

しかし、LP時代に収録可能時間の関係で不採用となった別テイクって、正式に収録された本テイクと比較すると、演奏の内容として若干劣るケースが多い。マニアにとっては、別テイクの演奏内容は必要かもしれないんですが、一般のジャズ・ファンにとっては無用の長物でしょう。

確かに、LP時代に収録されなかった別テイクで、本テイクと遜色無い、甲乙付けがたいテイクもある。でも、そのケースは数少ない。別テイクを聴く必要が出てくるのは、興味を持ったミュージシャンの特性、個性を深掘りする時。しかし、その時には、音楽の知識、楽器の知識がある程度必要になってくる。

また、ライブ録音盤の場合、LP時代に未収録となった曲を復活させてコンプリート盤として出してくれるのは有り難いが、未収録になった演奏はそれなりに問題がある場合もあって、なにがなんでもコンプリート盤として出す、という必要は無いように思う。逆に、コンプリート盤と出すなりには、それなりにきちんと整理して、混乱の無いように再リリースして欲しい。

今回、ご紹介する『Smokin' At The Half Note Vol. 2』は、そういう意味で、複雑で、奇々怪々な事情を持ったライブ・コンプリート盤である。今回は、『Smokin' At The Half Note Vol. 2』の謎、と題して、その奇々怪々な内容を紐解いてみたいと思います。

実は、この「検証作業」もジャズ者としての楽しみでもあるのです。それでは、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」(左をクリック)でお待ちしています m(_ _)m。
 
 
 
 
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