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2009年6月 9日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・3

ちょっと捻りを効かせた、聴いているジャズ者の方々が、「これ、何て言うアルバム」って、ジャケットを見に来るような、そんなアルバムを、ジャズ喫茶では流したい。ジャズ者の皆さんが、買うのに躊躇う、手に入れるのに悩む、でも、実のところ、ジャズとしてなかなかの内容のアルバム。そんなアルバムを、ジャズ喫茶で流したい。

このアルバムも、もし僕がジャズ喫茶のマスターだったら、さりげなく流したいアルバムの一枚である。 Charles Mcpherson(チャールス・マクファーソン)の『Live At The Cellar』(写真左)。

Charles Mcpherson(チャールス・マクファーソン)。1939年7月24日ミズーリ州ジョブリン生まれ。1959年、ニューヨークへ進出し、バリー・ハリス(p)に師事。1960年代に入り、この時代には珍しいパーカー派のアルト・サックス・プレイヤーとして注目され始め、頭角を現す。『ミンガス・アット・モンタレイ』の録音に参加。ときて、ああ〜、あのアルト奏者ね、と思い出す方は、かなりのジャズ者でしょう。

パーカーの伝記映画「Bird」でパーカーの吹替演奏パートを担当したことでも有名、とくれば、ああ〜、あのアルト奏者ね、と思い出す方も、やっぱり相当なジャズ者でしょう。

Charles_mcpherson_live_cellar

なぜか日本ではマイナーな存在。しかしながら、パーカー直系と言われながらも、パーカーの単なるフォローに留まらず、モーダルで、アブストラクトな演奏を交え、しかもハード・バップ的な歌心ある旋律を重ねていく、パーカーを基調としながらも、ジャズ・サックスの先端のトレンドをしっかりと吸収した、彼の先進的なアルトは、実に印象深く、実にエモーショナルである。

今回ご紹介している『Live At The Cellar』は、1曲の収録時間が10分を超える熱演が、ズラ〜っと6曲続く。熱演に次ぐ熱演。マクファーソンのアルトの音色は、熱気溢れるブロウながら、清々しく潔く、聴き応え満点。ちなみにパーソネルは、Charles McPherson(as), Ross Taggart(p), Jodi Proznick(b), Blaine Wikjord(ds)。

う〜ん、馴染みの無いミュージシャンばっかりやなあ。でも、演奏の水準は高く、バップ系アルト・サックスを愛でるには格好のライブ・アルバムです。こんなライブ・アルバムがあったなんて、このアルバムを初めて聴いた時には、自らの不明を恥じました。う〜ん、ジャズの世界は、とことん奥が深いなあ。だから、ジャズって面白いんですよね〜。

良いアルバムです。お勧めです。そうそう、チャールス・マクファーソンって、ジョニ・ミッチェル(vo)によるチャールス・ミンガスへの追悼盤『ミンガス』のレコーディングにも参加しているんですよね。とくれば、ああ〜、あのアルト奏者ね、と思い出す方も、やっぱり相当なジャズ者ですね。
 
 
 
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コメント

マスター、大変ご無沙汰してます。Umigamedoです。
チャールズマクファーソンさん、マスターおすすめ盤とは違うけど、ジャケが超赤面ものの「バット・ビューティフル」だけ音源持ってます。去年の終わり頃、レンタルして数回聴いたっきり、ずっと放置してました。
早速今朝から聴きなおしてますが、いいですねこの人の音は。アルトなのにテナーみたいな太さと深い響きがあって。最近、こういう音が聴きたかったのです。

Umigamedoさん、いらっしゃい。松和のマスターです。

Charles Mcphersonって本当に良いですよね。『But Beautiful』ですか。
VENUSレーベルのアルバムですね。確かに、あのジャケ・デザインは
赤面ものですね。VENUSレーベルのジャケ・デザインって、ちょっと
やり過ぎかな。

そう「アルトなのにテナーみたいな太さ」、私も最初はテナーかと
思いました。でも、キーがアルトのキーなので変だな〜、と(笑)。
でも、その太さが「たまらない」(笑)。

Charles Mcphersonって、もっとメジャーになっても良いと思って
います。
 
 

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