『ジャズの小径』5月号アップです
昨日の我が千葉県北西部地方は、25度超えの夏日。半袖でも歩けば汗ばむ、もう夏が来たって感じの陽気でした。が、今日は打って変わって、日中20度を下回って、グッと肌寒くなりました。今年の5月は寒暖の差が激しいですね。もともと気温の急激な変化が苦手なんですが、今年は特に体がついていきません。
苦手と言えば、ジャズ・ボーカルは得意なほうではありません。学生時代にジャズを聴こうと思ったのは、海外のロックを聴いていて、英語の歌詞が良く判らず、どうせ判らないんなら、歌詞はいらんな、と。歌詞はいらん、ということであればインストか〜、ということで、インストだったら、ジャズやろ〜、というノリでした。
そういう訳で、ジャズを聴き始めた時から、ジャズ・ボーカルは最低プライオリティ。ジャズ・ボーカルは得意な方ではありません。でも、なんやかんや言いながら、必要最低限のボーカルものは聴いてはいるので、ジャズ・ボーカルの良し悪しについては、ちょっとは判っているつもり。それでも、どうしても最近の、特に日本人ボーカリストのアルバムには触手が伸びないですね。
前にもこのブログに書きましたが、日本のマーケットにおいては、ジャズ・ボーカルのアルバムが乱発され過ぎだと思います。毎月、何人かのボーカルの新人、それも女性ばかりが出てきては、特徴の無いファースト・アルバムを乱発する。後が続かない人がほとんど。
でも、最近、海の向こうの米国では、この21世紀に入って、今までに無い、全く新しいタイプのジャズ系ボーカリストが出てきて、なかなかに楽しい。中堅・ベテラン陣が充実していて、さすが、本場米国でのジャズ・ボーカル事情はなかなかに充実している。羨ましい。
さ〜てさて、そこで、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」(左をクリック)、月1回更新の「ジャズの小径」のコーナー、5月号の更新をアップしました。今月の「ジャズの小径」は、その米国ジャズ・ボーカル界での期待の新人ニーナ・ヴィダル(写真左)のファースト・アルバムと、中堅大物ダイアナ・クラール(写真右)の久々の新譜の2枚をご紹介しています。
どちらの新譜も良い出来です。ジャズ・ボーカルは先にも書いたように、最低プライオリティなので、しっかりと研究したことが無くて、専門的な見方はできませんが、とにかく聴いていて心地良い。それでいて、しっかりと底にジャズの要素が入っていて、決して甘さに流されない、ちょっとジャジーな味付けが「スパイス」ようにピリリと効いた、なかなかの内容になっています。
最近の女性ジャズボーカルなんて、単なるイージーリスニングなジャズなんだろう、なんて先入観は禁物。実は、そこはかとなく、硬派なジャズも入っていて、うっかりすると「ガツン」とやられますぜ(笑)。
それでは、バーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」(左をクリック)でお待ちしています m(_ _)m。
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