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2009年4月26日 (日曜日)

ディープ・パープル来日に思う

今月のロック雑誌「ストレンジ・デイズ」は、ディープ・パープルの特集。へっ?ディープ・パープル?、と思いきや、この4月に来日公演してたのね〜。ディープ・パープルとイングヴェイ・マルムスティーンのジョイント公演とのこと。そうかそうか。

でも、ディープ・パープルって、まだ活動していたんやなあ。今回、来日メンバーを見てみると、Ian Gillan(vo), Steve Morse(g), Roger Glover (b), Ian Paice(ds), Don Airey (key)。でもって、1970年代の黄金期のメンバーというと、Ian Gillan (b), Ritchie Blackmore(g), Roger Glover(b), Ian Paice(ds), John Lord(key)だから、ギターのリッチー・ブラックモアとキーボードのジョン・ロードがいないのか〜。

ディープ・パープルって、メンバーの脱退、解散宣言、再結成宣言が頻繁にあって、Wikipediaの記録上は、第1期〜第10期まで、メンバーの変遷があったとされる。まあ、良く判らんが、再結成後、1984年以降の活動を見ていると、黄金期と言われた第2期の音を踏襲しつつ、新曲もとりあえず出すって感じになっている。

確かに、ディープ・パープルと言えば、黄金期とされる「第2期」が絶対だと僕は思うので、そんな歴史背景の中、黄金期のメイン・メンバーの二人、ギターのリッチー・ブラックモアとキーボードのジョン・ロードがいないのに「ディープ・パープル」と名乗るのはいかがなものか、とも思う。なんか「昔の名前で出ています」っぽくてねえ〜(笑)。

Dp_in_rock

さて、パープル黄金期、第2期の傑作アルバムと言えば、まずは『Deep Purple In Rock(邦題:イン・ロック)』(写真左)でしょう。この『イン・ロック』までの音楽性は、クラシカルな音楽性を加味した、所謂「クラシックとの協調路線」的サイケデリック・ロックだった。

が、この通算5枚目のアルバム『イン・ロック』は英国チャート4位に入り、別枠でシングル曲として発売された「ブラック・ナイト」が英国で2位を獲得した。この結果、ディープ・パープルはハードロック路線を進む事が決定。バンドの楽曲制作はブラックモアが主体となって行う事が自然に決まった。この『イン・ロック』以降は、ガラリと180%方向転換、ハード・ロック路線を突っ走ることになる。

確かに、今の耳で聴いても、『イン・ロック』に収録されている楽曲は、いずれも大変出来が良い。ハード・ロック・バンドにとって必要不可欠な「キャッチャーなリフ、キャッチャーなフレーズ」が満載で、どの演奏も耳に残り、耳に馴染むところが、この『イン・ロック』の優れている点である。まあ、LP盤の場合、トータルの収録時間がちょいと短いのが「玉に瑕」だけどね。

とりわけ、1曲目「Speed King」は、ハード・ロックそのものズバリな疾走感溢れる名演。3曲目の「Child in Time」は、サイケデリック時代のパープルの雰囲気を宿しつつ、硬軟自在かつダイナミックな展開が素晴らしい(曲そのものはパクリだけど)。5曲目の「Into the Fire」は、キャッチャーなリフが満載で、実に良く出来た楽曲だと思う。

この時代のハード・ロックのアルバムは、どれも「一発録り」風の、現代のアルバムの様に加工されていない、適度な緊張感とシンプル感が実に良い感じを出している。良いアルバムですね。今の若いロック・ファンにも聴いて欲しい「ロック・クラシック」だと思います。
 
 
 
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