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2009年3月 8日 (日曜日)

ラロ・シフリンって知ってる?

昨日とはうってかわって、寒い一日。午後からは雨がしとしと降ってきた千葉県北西部地方。3月に入って、天気は愚図つき、寒い日が続くので、ちょっと精神的に滅入っている。カラッと晴れないとね〜。でも、カラッと晴れたら、花粉が飛んで、花粉症の人にとっては辛いのか〜。

さて、大学時代からジャズを聴き始めて、早30年以上が経過した訳だが、僕が大学時代といえば、ジャズ界は、フュージョン全盛期、フュージョン真っ只中の時代。CTIレーベルなんかは、ひっぱりだこで、当時LP1,500円の廉価盤なんかがシリーズで出て、僕も結構その恩恵に預かったクチである。

CTIレーベルのアルバムで、当時「なんでこんなアルバム買ったんやろう」と最初激しく後悔したNo.1アルバムがある。ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)の『Black Widow』(写真左)である。なんで、このアルバムを購入したのか、その動機が定かでないが、恐らく、5曲目の「Jaws」(ジョーズのテーマ)が収録されているところに興味がいったと思われる。ジョーズといえば、あの「ジョーズ」である。スピルバーグのあの鮫の映画の「ジョーズ」である(笑)。

さて、ラロ・シフリンとは何者か。1932年生まれ。作曲家、編曲家、ジャズピアニスト、指揮者。アルゼンチンのブエノスアイレス出身。1960年代より映画やテレビの音楽を手がけ、 有名どころでは『スパイ大作戦』のテーマ、ブルース・リー主演の映画『燃えよドラゴン』のテーマなどがある。『ダーティー・ハリー』シリーズもそうですね。

Black_widow

その映画音楽で勇名を馳せていたラロ・シフリンが、1976年に録音したアルバムが、この『Black Widow』。バックに、アンソニー・ジャクソン(b)アンディー・ニューマーク(ds)エリック・ゲイル(g)ジョー・ファレル(fl)あたりのCTIおなじみのメンツを侍らせ、クラシックや映画音楽を、ファンキーアレンジで、上質のフュージョンに仕立て上げています。

シンセ、ストリングスが結構きらびやかで、この辺が、ラロ・シフリンのアレンジの面目躍如ってところでしょうか。ストリング、ホーンを前に出しつつ、ファンキーさ、ソウルっぽさを押し出しながら、ワウワウのかかったギター、切れの良いカッティング、繰り返しの中、グルーヴ感を徐々に増していくベース、ドラム。なかなかにアレンジの妙が楽しめます。

そして、そんなバックのグルーブ感を損なうことなく、確実にメロディーを奏でるシフリンのキーボード。このバランス感覚が絶妙なのが、このアルバムの特徴です。フュージョン系のイージーリスニングっぽく聴こえるのですが、じっくり聴くと、どうしてどうして、かなり高度で良く練れたアレンジと、グルーブ感溢れるリズム・セクションが、実に玄人好みな「ファンキーさ」を供給してくれています。

ず〜っと昔。30以上前。このアルバムを買って聴いた時は「これは大失敗だ」と頭を抱えたのを思い出す。それから30年経って、このアルバムを聴くと、このアルバムの優れた面が十分に聴きとれて、この『Black Widow』って、かなり良い出来の、お勧めフュージョン・アルバムの一枚だということが良く判る様になる。ジャズ鑑賞については、やっぱり経験とノウハウも、大事な要素の一つだと言うことなんですね。

30年以上前。大学時代に、この『Black Widow』に耳を傾けていたことを、ちょっぴり自慢に思ったりもする今日この頃(笑)。
 
 
 
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