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2009年3月 3日 (火曜日)

これって凄いギターやな〜

ジョージ・ベンソンをまとめて聴き直している。で、「これは凄いんやないか」と改めて感心したアルバムがある。『Beyond the Blue Horizon(邦題:青い地平線)』(写真左)である。

このアルバム、ベンソンのCTI移籍第1弾のアルバムですが、CTIと聞くと、聴き心地の良い、ソフト&メロウなフュージョンをイメージしがちですが、このアルバムは違う。実にハードなジャズ・ギターが展開されています。

パーソネルはGeorge Benson (g); Clarence Palmer (org); Ron Carter (b); Jack DeJohnette (ds); Michael Cameron, Albert Nicholson (perc)。Clarence Palmerなるオルガンの存在が大きい。オルガンの疾走感溢れる音が、ギターの疾走感を煽る。そこで、ベンソンの「超絶技巧+かっとびギター」である。アルバム全編、強烈な暴風雨の様なベンソンのギターが疾走する。

このアルバムのベンソン、これって凄いギターやな〜。冒頭の「So What」の前奏を聴くだけで「これは」って思う。よくよく聴き進めると、オルガンの存在だけが、ベンソンを煽っているのでは無い。ドラムのJack DeJohnetteだ。Jack DeJohnetteの複合リズム溢れる躍動感溢れるドラムがベンソンを、さらに煽っているのだ。

2曲目「Gentle Rain」、3曲目「All Clear」と、テンション高く、疾走感あふれるベンソンのギターがかっとび続ける。4曲目の「Ode To A Kudu」で、やっとゆったりとした、優しいバラードとなって少しホッとするが、このバラードが、これまた絶品。3曲目までの弾きまくりの世界とは、ガラッと変わった優しい雰囲気に、これまた「グッ」とくる。

Beyond_the_blue_horizon

そして、5曲目の「Somewhere In The East」で、コンガの音も印象的に、ラテン調の疾走感あふれるベンソンが帰ってくる。オルガンもノリノリ、ドラムもノリノリ。嵐のような演奏である。うへ〜っ、凄いなあ。ベンソン渾身の「弾きまくり」である。

このアルバムを聴いて思うのは、ベンソンって、凄いギタリストだということ。そして、硬質のパキパキとした太い音は、他に例を見ない「ワン・アンド・オンリー」な音色だということ。さすが、当時、マイルスが見初めた若手新進のギタリストである。

「唄うギタリスト」という印象が強いジョージ・ベンソンであるが、この『Beyond the Blue Horizon』を聴くと、その印象がガラリと変わる。オルガンとドラムの存在が、ベンソンを本気にさせているという印象。本気になってギターを弾き倒すベンソンって、とにかく凄い。

で、最後に余談になるが、このアルバムのジャケット・デザインって、あんまりではないか。なんで、石油コンビナートの「炎を吹く煙突」なんだろう。どう考えたって「ジャズ」っぽくないし、デザイン・センスとしても、どうみても「イマイチ」。

しかも、石油コンビナートの「炎を吹く煙突」のジャケットに、邦題が「青い地平線」。LP時代、レコード屋で初めて見た時、流石に触手が伸びなかった。ジャケット・デザインに「全く合わない邦題」。直訳すれば良いってもんでもないでしょう(笑)。
 
 
 
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