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2009年3月25日 (水曜日)

感心・感動するばかり

2000年といえば、Jeff Beck(ジェフ・ベック)は「56歳」。57歳で、こんなアルバムを作るんか〜、と感心したアルバムが『You Had It Coming』(写真左)。打ち込み系ギターインストである。

ジェフと聞けば『Blow By Blow』や『Wired』を思い浮かべるが、この『Blow By Blow』や『Wired』をイメージして、この『You Had It Coming』を聴いたら、椅子から落っこちるほどに驚くに違いない。あの神業テクニックの持ち主、唄うように、叫ぶように、自在にメロディーやフレーズを操るジェフが、打ち込み系ギターインストである。

冒頭から、スラッシュ・メタルな「Earthquake」で幕開け。デジタル化された張り詰めたリズムに乗って、荒削りで、心地良い不協和音なギターが炸裂する。攻撃的なリフと切れ込むようなフレーズが、嵐のように攻めてくる。攻めてくるが不快ではない。快いくらいだ。

一言で言うと、ジェフベック流テクノロジー追求型アルバム。70年代ロックの時代、3大ロック・ギタリストと言われた神様の様なジェフがである、56歳で、このチャレンジ精神、この成果。全編を通じて聴き通すと、本当に心から感動する。
 

You_had_it_coming

 
打ち込みを多用しているアルバムではあるが、ジェフのギターのお陰で、とことんまでデジタル臭くならない。というか、デジタルで打ち込みな曲の根底に、ほのかに「アナログ」の雰囲気が横たわっているところがたまらない。

1〜3曲目までハイボルテージ、4曲目でフックを食らって、5曲目「nadia」でノックアウトって感じが、ホントに素晴らしい。これが当時56歳の「なせる技」か。

打ち込み系デジタルなアルバムであるが、何気ない繰り返しリフにしか聴こえないジェフのギターは、多彩なテクニックが織り交ぜられている。聴けば聴くほどに、凄いテクニックである。惚れ惚れする。感動する。

ジャケットは、機械油まみれの「ジェフ自身の手」。クラシック・カーの改造を、こよなく愛するジェフが、年齢を超えた、年齢を感じさせない、年齢にこだわらない、新しいチャレンジをどんどん進めていって、どんどん成果を上げて、僕たちをどんどん感動させてくれる。この『You Had It Coming』を聴く度に、僕は感動で心が震える。

僕もジェフを是非とも見習わなければ。年齢に無頓着に、どんどん新しいチャレンジと、どんどん新しい成果を積み上げていきたいものだ。そして、願わくば、他の人々に感動を与えていきたいものだ。
 
 
 
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