« この女性オルガニストに注目 | トップページ | ジャズの小径・09年3月号の更新 »

2009年3月21日 (土曜日)

Bluenoteのペトルチアーニ

没後10年ということだろうか。僕にとって、ミシェル・ペトルチアーニの嬉しい企画再発が続いている。2月23日のブログ(参照は左をクリック)では、Dreyfusレーベルからリリースされたアルバム10作品(CD12枚)、未発表DVD2枚が入った超弩級ボックスセット『Complete Dreyfus Recodings』をご紹介した。

この『Complete Dreyfus Recodings』は、ペトルチアーニの後期〜晩期を網羅するアルバム群を全て収めたもので、これからペトルチアーニのアルバムをコレクションしようとする人には、実にお買い得なボックス・セットである。僕も当然、手に入れた。

そして、最近、amazon をぶらぶらと何気なく徘徊していて気が付いた(面目無い・笑)、実に価格的に魅力的なボックス・セットが『Complete Recordings of Michel Petrucciani』(写真左)である。
 

Michel_petrucciani_bluenote

 
「Complete Recordings」とはいっても、特別な未発表音源などは無く、ブルーノートでリリースされた7枚のオリジナル・アルバムが、そのままボックスに収納されているもの。しかも、ボックス・セットとはいえ、単なる紙の箱です。つまり、ペトルチアーニのマニアには、あまり興味の無いもの。

でも、amazonで、UK盤として販売されているのですが、その価格がなんと5,647円(今日現在)。一枚当たりの単価が、約801円。実にお買い得な価格である。このセットも、これからペトルチアーニのアルバムをコレクションしようとする人には、実にお買い得なボックス・セットである。当然、僕も手に入れた。まあ、1枚だけ、ダウンロードで所有しているアルバムがあるんだが、それでもお得。

さあ、これで、ペトルチアーニの中期〜晩期までの正式アルバムが揃ったことになる。ふふふっ、今年はペトルチアーニ研究の年やな〜。そうそう、ひとつだけ注意事項がある。2月24日のブログ(参照は左をクリック)でご紹介した、名盤『Live at the Village Vanguard』は、現在は、ブルーノートからリリースされていますが、音源の所有はConcordのものらしく、このボックス・セットには未収録です。

さて、早速、ブルーノートの正式リリース一枚目『Pianism』から聴いてみますか。ビル・エバンスの影響が濃く出たブルーノートの初期盤。この『Pianism』から急速に、ペトルチアーニの絶対個性が形成されていきます。そういう面で、ペトルチアーニのブルーノート時代の再聴はとても楽しみです。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

保存

« この女性オルガニストに注目 | トップページ | ジャズの小径・09年3月号の更新 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Bluenoteのペトルチアーニ:

« この女性オルガニストに注目 | トップページ | ジャズの小径・09年3月号の更新 »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー