Bluenoteのペトルチアーニ
没後10年ということだろうか。僕にとって、ミシェル・ペトルチアーニの嬉しい企画再発が続いている。2月23日のブログ(参照は左をクリック)では、Dreyfusレーベルからリリースされたアルバム10作品(CD12枚)、未発表DVD2枚が入った超弩級ボックスセット『Complete Dreyfus Recodings』をご紹介した。
この『Complete Dreyfus Recodings』は、ペトルチアーニの後期〜晩期を網羅するアルバム群を全て収めたもので、これからペトルチアーニのアルバムをコレクションしようとする人には、実にお買い得なボックス・セットである。僕も当然、手に入れた。
そして、最近、amazon をぶらぶらと何気なく徘徊していて気が付いた(面目無い・笑)、実に価格的に魅力的なボックス・セットが『Complete Recordings of Michel Petrucciani』(写真左)である。
「Complete Recordings」とはいっても、特別な未発表音源などは無く、ブルーノートでリリースされた7枚のオリジナル・アルバムが、そのままボックスに収納されているもの。しかも、ボックス・セットとはいえ、単なる紙の箱です。つまり、ペトルチアーニのマニアには、あまり興味の無いもの。
でも、amazonで、UK盤として販売されているのですが、その価格がなんと5,647円(今日現在)。一枚当たりの単価が、約801円。実にお買い得な価格である。このセットも、これからペトルチアーニのアルバムをコレクションしようとする人には、実にお買い得なボックス・セットである。当然、僕も手に入れた。まあ、1枚だけ、ダウンロードで所有しているアルバムがあるんだが、それでもお得。
さあ、これで、ペトルチアーニの中期〜晩期までの正式アルバムが揃ったことになる。ふふふっ、今年はペトルチアーニ研究の年やな〜。そうそう、ひとつだけ注意事項がある。2月24日のブログ(参照は左をクリック)でご紹介した、名盤『Live at the Village Vanguard』は、現在は、ブルーノートからリリースされていますが、音源の所有はConcordのものらしく、このボックス・セットには未収録です。
さて、早速、ブルーノートの正式リリース一枚目『Pianism』から聴いてみますか。ビル・エバンスの影響が濃く出たブルーノートの初期盤。この『Pianism』から急速に、ペトルチアーニの絶対個性が形成されていきます。そういう面で、ペトルチアーニのブルーノート時代の再聴はとても楽しみです。
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