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2009年2月 2日 (月曜日)

ジョージ・ベンソン「再認識」

ジャズ・ギターを勉強している。学生時代、ジャズを聴き始めた頃、楽器の中で一番長くやっているのがピアノだったので、ジャズ・ピアノから入った。やはり、楽器が演奏できる人は、その楽器からジャズに入った方が、実感を持って、その演奏を聴けるので具合が良い。

次に、楽器の中で演奏できるのがアルト・サックスだったので、サックスのアルバムに走った。テナー、バリトン、そしてソプラノ。サックスはジャズ・ミュージシャンの数も多い。次いでトランペット、ドラムと回り道をしたので、ジャズ演奏の中では、ギターが一番最後になった。

といって、有名盤は一通り聴いている。でも、ジャズ入門書で紹介されているアルバムだけでは、絶対に偏りがあるし、隠れた名盤は、他に多々あることは経験で判っているので、ジャズ・ギターも、紹介本に惑わされずに、自分の耳と自分の方針で聴き進めている。

で、今回、再認識したのが、ジョージ・ベンソン。『ブリージン』で大ブレイクし、「マスカレード」の歌唱がクローズアップされて、AORジャズってな感じの「ソフト&メロウ」な歌えるギタリストとして、印象付けられたジョージ・ベンソン。マイルスにも見初められた先進的なギタリストなんだが、「どこがマイルスに見初めたれたのかなあ」と不思議に思っていたのも事実。

Bad_benson

最近、ジョージ・ベンソンのアルバムを組織的に聴き直しているんだが、『Bad Benson』(写真左)を聴いて、いや〜ビックリ。ジョージ・ベンソンを再認識しました。ジョージ・ベンソンのファンの方からすれば「何をいまさら」なんでしょうが、どうも『ブリージン』の印象が強くて、彼の「純ジャズ・ギタリスト」としての凄さを見過ごしていたようです。

冒頭の「Take Five」の凄いこと凄いこと。もうこれはこれは「弾きまくり」の世界である。ウエス・モンゴメリーの延長線上にありながら、感覚的には全然違うイメージ。途中、繰り返しフレーズを延々と続けるところなどは、ウエス・モンゴメリーの「ハーフノート」を彷彿とさせるが、フレーズのテイストは全く違う。ウエスは「モダンなテンション」、ベンソンは「攻撃的なテンション」ですね。

さすがに、CTIレーベル発のアルバムなので、途中、クラシカルな木管のアンサンブルや弦のバックが入る「メロウ」な演奏もあるんですが、ベンソンのギターだけは「弾きまくり」の世界を維持しています。とにかく凄いギターです。ケニー・バロン~ロン・カーター~スティーブ・ガッドという強力なトリオをバックに新しい感覚のギターが響きまくっています。

CTIのベンソンって侮れないぞ。というか、凄いのではないか。やはり、マイルスに見初められたギタリストでした。これからもっと、ジョージ・ベンソンを深く掘り下げていく気になりました。どうも、ジョージ・ベンソンは、暫く僕のヘビー・ローテーションの仲間入りになりそうです。
 
 
 
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コメント

マスター、お久しぶりです!
この「バッド・ベンソン」私の初めてのベンソンです。そのころ、テイク・ファイヴをコピーしまくってました。ガッドを知ったのもこのアルバム。この後に「ブリージン」がヒットしましたね。ベンソンはうまいですよ、本当に。

いらっしゃい、 N1号さん。松和のマスターです。

僕の初めてのベンソンは『George Benson / In Concert - Carnegie Hall』(邦題「サマータイム2001」)でした。とにかく上手くて、「なんなんだ、このギターは」なんてビックリしました。唄も達者で、絵に描いた様なフュージョン・アルバムでした。

ガットを意識したのは「Stuff」。後ろ打ちでない、平均打ちというか、デジタルなビートに「なんなんだ、このドラムは」とビックリしました。

70年代のフュージョンって、天才的な演奏家が沢山デビューしましたよね。モダン・ジャズとは全く異なる響きに、新しい何かを感じていた、そんな時代でした。
 
 

僕はマッコイとのアルバムやクックブックのベンソン大好きです。

オン・ブロードウエイやグレイテストラブ、でえんぢぃんぐのかでんつぁで弾きまくった
ベンソンスキです。当時FM放送でエアチェックしたので、それが一体いつのものなのか分かりマしぇん。でも鳥肌ものでした。
オープンリールのテープのどこかにあると思うけど、又聞きたいなぁ。

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