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2009年1月23日 (金曜日)

たまには「こんなこと」もある

最近、ネットの音楽ダウンロードサイトが充実してきている。僕は長年のMacユーザーなので、ダウンロードサイトといえば、iTunes Store になる。なんせ、Macに完全対応だからね。アップされている音源もかなり充実されていて、ジャズのコーナーはなかなか探索していて楽しい。

今までの見たこともないアルバムを見つけては「こんなアルバムがあるんや〜」とか「うへ〜安い〜」とか独り言を言いながら、ふらふらとiTunes Storeの中を探索している。

但し、ネットの音楽ダウンロードサイトはアルバムに関する記述や解説がほとんど無いので、ダウンロードしてから、「このアルバムって何時の時代のアルバムだっけ」と判らず、慌てることがある。

そんな時は、早速ググっては事無きを得ることが多いのだが、Googleを検索しても、適当な解説のあるサイトに引っかからずに、結局、何のアルバムだか、サッパリ判らないままの「困ったアルバム」も、たまに出てくる。

今回、その「困ったアルバム」になったのが、Gerry Mulligan(ジェリー・マリガン)の『That Old Feeling』(写真左)である。独か英で、2007年に発売されたアルバムらしいのだが、それ以上のことが判らない。演奏毎のパーソネルは、ダウンロードした時に曲目と共に記述があったので判るのだが、どうも、幾つかのアルバムからの寄せ集めのような感じなのだ。
 

Gerry_mulligan_that_old_feeling

 
ちなみに曲名とパーソネルは、以下のとおり。

1.That Old Feeling
(Gerry Mulligan, Lou Levy, Ray Brown, Stan Getz & Stan Levey)
2.Anything Goes
(Gerry Mulligan, Lou Levy, Ray Brown, Stan Getz & Stan Levey)
3.Line for Lyons
(Gerry Mulligan, Joe Benjamin, Paul Desmond, Paul Desmond Quartet & Stan Levey)
4.I'm Beginning to See the Light
(Carson Smith, Chet Baker, Gerry Mulligan & Larry Bunker)
5.Moonlight In Vermont
(Carson Smith, Chet Baker, Chico  Hamilton & Gerry Mulligan)
6.Frenesi
(Bob Whitlock, Chet Baker, Chico  Hamilton & Gerry Mulligan)
7.Lullaby of the Leaves
(Bob Whitlock, Chet Baker, Chico  Hamilton & Gerry Mulligan)
8.Laura
(Bob Brookmeyer, Frank Isola, Gerry Mulligan & Red Mitchell)
9.Five Brothers
(Bob Brookmeyer, Frank Isola, Gerry Mulligan & Red Mitchell)
10.Makin' Whoopee
(Bob Brookmeyer, Frank Isola, Gerry Mulligan & Red Mitchell)
11.Walkin' Shoes
(Bob Brookmeyer, Frank Isola, Gerry Mulligan & Red Mitchell)
12.Bernie's Tune
(Bob Brookmeyer, Frank Isola, Gerry Mulligan & Red Mitchell)
13.The Lady Is a Tramp
(Gerry Mulligan,Bob Brookmeyer, Dave Bailey, Gerry Mulligan, John Eardley, Peck Morrison & Zoot Sims)
14.Nights of the Turntable
(Gerry Mulligan,Bob Brookmeyer, Dave Bailey, Gerry Mulligan, John Eardley, Peck Morrison & Zoot Sims)

出所が判らないのが、ちょっと精神的に気持ち悪いのだが、収録された演奏はどれもなかなか味わいのあるものばかり。西海岸ジャズらしく、ジェリー・マリガンらしく、適度に絶妙にアレンジされた楽曲が、実に小粋に響く。音の重ね方、チェイスの仕方、ユニゾンとハーモニーの塩梅、どれをとっても、1950年代の西海岸ジャズの香りがプンプンする。

アルバムタイトルの『That Old Feeling』というのが、とても「言い得て妙」で、ドラムのリズム、ベースのライン、ハーモニーの響き、フロント楽器の節回し、どれもが、スイング・ジャズの雰囲気が溢れており、曲によっては、デキシーランド・ジャズの微かな香りがする。

アルバム・ジャケットが実に今風で、ちょっと「洒落て」いるので、中身の演奏を聴くと、いったい、いつの時代のアルバムかが判らなくなって面白い。このアルバム、ジャズ喫茶でかかっていたら、このアルバム・ジャケットと中身の演奏を比較して、訳が分からなくなるだろうなあ。

出所が判らないのは、ちょっと不満だけれど、中身の演奏はなかなかなので良しとするか。部屋で本を読みながらのBGMには、もってこいの、ちょっとライトな西海岸ジャズ。雰囲気で聴くジャズとしては、良いアルバムでしょう。価格も安いですし・・・。

音楽ライフを長年やっていると、たまには「こんなこと」もある。でも、出所が判らないのは、ちょっと辛いなあ。誰か知っている人は教えて下さいな〜(笑)。
 
 
 
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