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2009年1月 5日 (月曜日)

フレディ・ハバードと言えば...

フレディ・ハバード追悼である。今日の音楽はハバード一色。フレディ・ハバードと言えば、やっぱり、まずはこれだろう。1970年の録音。CTIレーベルからリリースされた『Red Clay』(写真左)。

パーソネルは、Freddie Hubbard (tp), Joe Henderson (ts), Herbie Hancock (el-p), Ron Carter (b,el-b-3), Lenny White (ds)。ハービーがエレピとオルガンを弾き、ロンがエレベを弾く。いや〜、時代を感じさせますなあ。

CTIレーベルというと、ずばりフュージョン。ストリングスを加えたイージーリスニング調の演奏をイメージしてしまうが、このアルバムは違う。ハービーがエレピとオルガンを弾き、ロンがエレベを弾くからといって、フュージョンでは無い。このアルバムは歴とした「ハード・バップ」である。

冒頭「Red Clay」の前奏で、ぷへ〜っ、ぷぷぷぷ〜っていう、間延びした前奏でちょっとズッコケるが、続いて出てくる、シンプルで刻むような8ビート。初めて聴いた時は、マイルスの「スタッフ」をパクってる、と思ったもんだ。でも、その後の展開は、シンプルでカッコ良い。

そう言えば、このアルバムに収録されている「Red Clay」と「Intrepid Fox」は、彼のライブで、頻繁に演奏される「十八番」のレパートリーでしたね。

Red_clay

伴奏に回ったハービーのエレピもなかなか良い雰囲気を出している。エレピを弾きこなすには、まだまだの演奏なんだが、ハード・バップのピアノをそのままエレピに置き換えた様な演奏で、今の耳で聴くと、これはこれで「あり」かなっと。

ハービーより、ロンのベースが素晴らしい。鬼気迫るようなベース・ラインに惚れ惚れとする。良く聴くと、このアルバムでのロンのベースのピッチは合っている。ピッチの合ったロンのベースは無敵やねえ。

それと、このアルバムを、よりハード・バップらしくしているのは、レニー・ホワイトのドラム。手数が適度に多くて、複合リズムの嵐。トニー・ウィリアムスに比べて重心が低く、8ビートへのノリがシンプル。それでいて、ハード・バップの雰囲気をそこはかとなく漂わせているところが、このアルバムにピッタリ。

最後に、ハバードといえば、全編吹きまくっています。吹きまくってはいるが、決して饒舌にはなっていないと僕は思います。ハバードとして、しっかり抑制を効かせながら、曲想に合ったブロウに徹しているのではなかろうかと。良いトランペットだと思います。

ハバードのトランペットに圧倒されながらの、あっと言う間の40分。今の耳で聴くと、70年代ハード・バップの傑作の一枚だと思います。
 
 
 
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コメント

マスターこんばんは。正直わたしはトランペットはあまり進んで聴く方ではないので、フレディハバードのリーダー盤もじつはまだ1枚も聴いたことがありません(巨匠、ごめんなさい)。でも有名な「オープンセサミ」は聴いてみたいと思っていますしマスターの記事読んで「RedClay」もぜひ聴いてみたくなりました。まだまだ70歳なのに、と思うと寂しくなってきます。黙祷。

Umigamedoさん、まいど〜、松和のマスターです。
 
ハバードのアルバムの入り口は、やっぱりブルーノートの諸作から
が良いかと思います。確かに、Umigamedoさんも挙げている
デビューアルバムである「Open Sesame」はお勧めですね。
また、2枚目のリーダー作「Goin' Up」も良いです。

ブルーノート時代のハバードの諸作は、ひたむきさが溢れていて
どれも聴きごたえがあります。
 
 

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