これまた楽しいヴィブラフォン
昨日は、西海岸系カントリー&フォーク・ロックバンドの「Firefall」三昧の一日。嬉しくて、4回も繰り返し聴いてしまいました。いや〜、西海岸系カントリー&フォーク・ロックは「お腹一杯」(笑)。今日は気分を変えて、ジャズを聴こうと思い立つ。
こんな時は、ハードな純ジャズはちょっと「きつい」。リラックスして、楽しんで聴ける「ポップな」ジャズが良い。ファンキー・ジャズの類が良いかな。そう言えば、最近、テリー・ギブス(Terry Gibbs)の『Hootenanny My Way』(写真左)を手に入れていたのを思い出した。
テリー・ギブスはヴィブラフォン奏者。1924年生まれですから、今年84歳になりますね。未だ現役みたいで、いやいや、素晴らしいですね。ギブスのヴィブラフォンは、ミルト・ジャクソンとは対象的な、メタリックな音が特徴です。そのギブスが、お馴染みのトラディショナル・ナンバーを集め、ゴキゲンにスイングしているアルバムが『Hootenanny My Way』。1963年の録音になります。
パーソネルは、Terry Gibbs (vib) Al Epstein (ts,conga,fl) Jimmy Raney (g) Alice McLeod (p) Al Belding (ds)。ちなみに、ピアノのAlice McLeodは、後のアリス・コルトレーン。この時は、まだ、コルトレーンと結婚していません。トラディショナル曲中心のセレクションで、ちょっと俗っぽい演奏になりがちなところを、ジミー・レイニーのギターによってジャズらしさを維持しているところが面白い。
ちょっとオーバー・ファンクなところもありますが、どの曲もバランスの取れた良い演奏です。ノリが良い曲を中心に取り上げられていて、聴いていて楽しいことこの上無しです。自然と足が動き、自然と手が動きます。俗っぽさギリギリの、楽しいファンキー・ジャズです。
ハードな純ジャズにじっくりと耳を傾けるのも良い。時に、楽しいファンキー・ジャズにノリノリになりながら、リラックスして楽しむのも良い。ジャズっていろいろな聴き方が出来て、全く飽きがこないところが、これまた良くて、今日は「あ〜、ジャズを聴いていて良かったなあ」としみじみ思うのでした(笑)。
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