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2008年12月11日 (木曜日)

「鉄ちゃん」御用達のアルバム

ジャズの企画モノって、意外と少ない。もともとインプロビゼーションが中心のジャズなので、作為的な企画モノって、型にはめるようで良くない、って感じがするよね。

ダウンロード・サイトをフラフラ彷徨っていると、時たま「なんや〜、これ〜」ってアルバムに出くわすことがある。最近、「なんや〜、これ〜」って、快哉の声を上げたアルバムが、Kronos Quartet & Pat Methenyの『Reich: Different Trains, Electric Counterpoint』(写真左)である。

クロノス・クァルテット(英語:Kronos Quartet)はアメリカ合衆国の弦楽四重奏団。1973年にヴァイオリニストのデイヴィッド・ハリントンによって結成され、1978年より現在までサンフランシスコを拠点に活動を継続。さまざまな音楽ジャンルにわたって演奏活動を続けている。

実験音楽ばかりでなく、古典派以前のクラシック音楽、ラテン・アメリカやアフリカの民族音楽、ジャズ、タンゴなど、様々な音楽ジャンルにチャレンジしている。また、ビル・エヴァンズやセロニアス・モンクらの作品の編曲を集中的に録音するなど、ポピュラー音楽とのクロスオーバーに意欲的である。

今回見つけたアルバムは、弦楽器と列車の汽笛の音が絡み合い、そこに人の声のサンプリングが乗る非常にクールな作品。まずは前半のジャズの企画モノって、意外と少ない。もともとインプロビゼーションが中心のジャズなので、作為的な企画モノって、型にはめるようで良くない、って感じがするよね。

Kronos_quartet

ダウンロード・サイトをフラフラ彷徨っていると、時たま「なんや〜、これ〜」ってアルバムに出くわすことがある。最近、「なんや〜、これ〜」って、快哉の声を上げたアルバムが、Kronos Quartet & Pat Methenyの『Reich: Different Trains, Electric Counterpoint』(写真左)である。

クロノス・クァルテットの『Different Trains』が面白い。 1. Different Trains (America- Before the War)、2. Different Trains (Europe- During the War)、3. Different Trains (After the War)と続くのだが、確かに、米国と欧州と列車の響きが違う、というのは体験的に感じている。1曲目が「戦前の米国」、2曲目が「戦時中の欧州」、3曲目が「戦後」。弦楽四重奏の演奏で、その時代の鉄道の響きを表現するクロノス・クァルテットは実に良い。

でも、聴き所は、何と言っても、後半、パット・メセニーが演奏する『Electric Counterpoint』である。弦楽四重奏に、サウンド・エフェクトの豊かなエレクトリック・ギターが参加すると、これだけ、豊かな表現力を得ることが出来る、という事実に感動する。10本のギターに2本のエレクトリック・ベースを再生しながらパットがギターを弾く状況らしい。が、そんな難しいこと無しに、この演奏が情感がこもっていて、その情景が浮かぶようで、実に雰囲気がある。

まあ、難しいことはさておき、このアルバムは、端的に言うと「鉄道をモチーフにしたクロスオーバー・ミュージック」である。この演奏がジャズかどうかはさておき、「鉄道」をテーマにした企画モノとしては秀逸の出来である。

このアルバム、「鉄ちゃん」御用達のアルバムだと思います。ジャケットもなかなか思わせぶりで、「鉄ちゃん」必聴です(笑)。
 
 
 
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