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2008年11月18日 (火曜日)

エモーショナルなフルート!

ジャズの世界でフルートのソロ奏者は珍しい。吹く息の激しさ優しさで、エモーショナルな表現を出来る分、ジャズに向いていると思うんだが、なぜかジャズ・フルート奏者は少ない。恐らく、普通に吹く時の丸くて柔らかな音色がジャズには向かないと思われたのだろうと僕は思っている。

ジャズ・フルート奏者として、この5年間くらい、注目して、音源を見つけたら必ずゲットして、ヘビー・ローテションで聴いているミュージシャンがいる。Jeremy Steig(ジェレミー・スタイグ)である。この人、Bill Evansとの共演をきっかけに世に知られることになったフルーティストです。 事故で顔の半分が麻痺しながらも奇跡のカムバックを果たしたことでも知られています。

Bill Evansとの共演といえば『ホワッツ・ニュー』だろう。我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「じゃずへの招待状」で、「エモーショナルなフルート奏者・ジェレミー・スタイグ」(左をクリック)のタイトルでご紹介している。

今日は『Howlin' for Judy』(写真左)を聴く。1969年のSOLID STATEからリリースされたJAZZ NEXT STANDARD誌掲載の傑作『LEGWORK』のトラックを差し替え収録した内容(オリジナル6曲中のうち5曲と、さらに2曲を加えた全7曲収録)。パーソネルは、Jeremy Steig (fl), Sam Brown (g), Eddie Gomez (b), Don Alias (d, per) 。A&R Studiosでの、 1970年2月の録音である。
 

Jeremy_steig_howein

 
1970年の録音なので、もうクロスオーバーしていて、ロック的雰囲気ばりばりかと思うんだが、意外と、ハード・バップの雰囲気を残したジャズ・ロックではあるが、あからさまにジャズ・ロックしていない、ちょっとジャズっぽい雰囲気を残した、良い雰囲気のアルバムである。

ハード・バップ寄りのジャズ・ロック的雰囲気なので、ジェレミー・スタイグのエモーショナルなフルートがクッキリと浮かび上がって、十分に、ジェレミー・スタイグのフルートを堪能できる。時に激しく、時に声を出して歌いながらフルートをエモーショナルに吹くスタイグは迫力満点。

アレンジもジャズ・ロックしていて親しみやすく、アルバム全体を通して、聴きやすくノリやすい、良いアルバムだと思います。クロスオーバーの手前、ポップス調豊かだが、まだまだ純ジャズの矜持を維持しているジャズ・ロックとして、ジャズ・ファン全般にお勧めです。

ポップスっぽいといって敬遠してはいけません。このポップスっぽいジャズ・ロックもジャズです。ジャズの懐の深さを感じることの出来る、良い内容の佳作です。これを敬遠してはいけません。これもジャズです。
 
 
 
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