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2008年11月11日 (火曜日)

リック・ライトを愛でる

リック・ライトが亡くなってから、リック・ライトを愛でる機会が増えた。そう、ピンク・フロイドでいくと、ちょっとマイナーなアルバムだが、リック・ライトのキーボードを愛でるに最適な『モア』とか『雲の影』を聴き直すことが多くなった。(11月5日のブログ参照

2枚目のソロアルバム(1996年発表)、『Broken China』(写真左)を久しぶりに聴き直した。ジャケットを見ると良く判るが、なんとなんと、ピンク・フロイド時代を彷彿とさせる、ヒプノシス丸出しのジャケットデザイン。良いねえ、もうアルバムの中に詰まっている「音」がジャケットから聴こえてくるようだ。

この『Broken China』には、味があるというか、カラーがあるというか、バンドの奏でる音に色彩を付けるようなキーボードで、何もキーボードはテクニックだけでは無い、と思わせてくれる、そんなリック・ライトの音がギッシリと詰まっている。なんて言ったらいいのかなあ、「色彩溢れる、雰囲気キーボード」とでも言ったら良いのか(笑)。

Broken_china

全編で「プログラミング」を積極的に導入。アナログ世代のミュージシャンとしては、大胆な音楽面での冒険を行う一方、デビット・ギルモア同様、ピンク・フロイドの音世界はリック・ライトの功績が大、という「事実」を確信させるに足る、めくるめく「幽玄かつ印象派的」な音世界が全編にわたって繰り広げられている。ピンク・フロイドの神秘的な雰囲気は、彼のキーボードに負うところが大きい。

ピンク・フロイドの「冷ややかさ」「暗黒面を覗くような雰囲気」「不安感を感じながらの高揚感」「ひたすら安定した静寂感」を担った、リック・ライトのキーボードが、このアルバムでは堪能できます。ピンク・フロイドのファンだったら、絶対のお勧めです。ん〜っと、ベースのロジャー・ウォーターズのファンは除外かな(笑)。

音的には、ギルモア・フロイドの『対』に近い。また、それが暗示的である。彼の穏やかなヴォーカルが、聴く者を魅了する。デイブ・ギルモアのファーストアルバム『David Gilmour 』と並んで、ピンク・フロイドの音マジックの種明かしをされたような、実に判り易く、象徴的なソロ・アルバムである。
 
 
 
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