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2008年11月29日 (土曜日)

デイブ・メイソン『Certified Live』

一昨日、昨日と、「やっと再会できたアルバム」として、デイブ・メイソンのアルバムを2枚について語った。『Dave Mason』『Split Coconut』の2枚。

で、我がブログって、既に2年以上、運営しているので、デイブ・メイソンのアルバムの中で、一番好きな『Certified Live(邦題:情念)』(写真左)は、とっくに語った、と思っていたんだが、調べてみたら、なんとまだ語っていないではないか。それでは語らねば、ということで、今日の話題は『Certified Live』、3日続けてデイブ・メイソンになる(笑)。

改めて、デイブ・メイソンの『Certified Live』、1976年11月のリリース。このアルバムに出会った経緯は、昨日のブログで語っているので、それをご覧いただくとして、このアルバムは、70年代ロックのライブ盤の中でも屈指の内容を誇る名盤である。

このアルバムの原題名『Certified Live』の意味は、一切のポスト・プロダクションをしていない、つまり、音の差し替え、ダビング、エフェクト処理などを全くしていない、という意味。確かに、ボーカルが裏返ったり、コーラスが薄かったり、オヨヨとなるミストーンもあったりする。

でも、それをカバーして余りある、バンドの統一感、バンドの熱気溢れるノリと粘り。そして、なにより、主役のデイブ・メイソンの男気溢れるボーカルが素晴らしい。ライブ盤として、録音のバランスも良いし、録音の雰囲気も良い。音の響きも自然で、ロックのライブ録音って、かくあるべし、って思わせてくれるほどである。

Dave_mason_live

収録曲は以下の通り(LP時代の分類で並べてみた)。

Side 1
1 FEELIN' ALRIGHT (Dave Mason)
2 PEARLY QUEEN (Steve Winwood & Jim Capaldi)
3 SHOW ME SOME AFFECTION (Dave Mason)
4 ALL ALONG THE WATCHTOWER (Bob Dylan)

Side 2
1 TAKE IT TO THE LIMIT (Randy Meisner, Don Henley & Gren Frey)
2 GIVE ME A REASON (Dave Mason)
3 SAD AND DEEP AS YOU (Dave Mason)
4 EVERY WOMAN (Dave Mason)
5 WORLD IN CHANGES (Dave Mason)

Side 3
1 GOIN' DOWN SLOW (Jimmy Oden)
2 LOOK AT YOU, LOOK AT ME (Dave Mason & Jim Capaldi)

Side 4
1 ONLY YOU KNOW AND I KNOW (Dave Mason)
2 BRING IT ON HOME TO ME (Sam Cooke)
3 GIMME SOME LOVIN' (Spencer Davis, Muff Winwood & Steve Winwood)


僕は、特に、LP時代のSide 2のアコースティック・ギターでの演奏が大好きだ。生ギター中心にロックの楽曲を演奏するっていうのは、簡単そうに見えて、なかなかに難しい。エレキギターは、音の大きさやエフェクトでテクニックをごまかせるが、生ギターはそうはいかない。80年代に流行った「アンプラグド」を先取りしたような、実に渋く、格好良く、男気溢れる演奏である。

特に、1曲目の「TAKE IT TO THE LIMIT」。この曲、元はイーグルスの名曲であるが、このデイブ・メイソンのライブでの演奏の方が数段優れている。生ギターのみの演奏に、男気溢れるデイブ・メイソンのボーカルとバック・コーラス。う〜ん、いつ聴いても良い。感動の名演である。目頭が熱くなる。他の演奏も生ギター中心の演奏で、これだけ充実したアコースティック中心のライブ録音って、なかなか無い。

1946年生まれのデイブはこのとき30歳。ジャケット写真を見ると、ちょっと老けてるなあ思ってしまうが、僕にはそこが良い。チャラチャラしたロックアイドルより、おやじパワー全開って感じの渋いミュージシャンが好きなのは、今も昔も変わらない(笑)。

この『Certified Live』は大好きなアルバムの1枚です。1977年の春にLP2枚組として手にして以来、今まで、何百回聴いたか判らない位、聴き倒したライブ・アルバムです。今、再評価されて然るべき、優れたライブアルバムだと思います。
 
 
 
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コメント

こんばんは。
デイヴ・メイソンは嗄れすぎないボーカルと気持ちの良いギター、如何にも人の良さそうな髭面が大好きなミュージシャンです。 ライブ「情念」は知らない人には是非お勧めしたいアルバムですね。

music70sさん、こんばんは。松和のマスターです。

デイブ・メイソンって、日本ではマイナーな存在なので、 デイブ・メイソンの良さを理解しているmusic70sさんの様な方々の存在って、素直に嬉しいです。

そうです。ライブ『情念』は是非、もっと聴いて欲しいライブアルバムの傑作です。ネットビジネスに戸惑ってばかりいないで、日本のレコード会社も、リアルの世界で、もっと努力して欲しいですね。

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