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2008年10月12日 (日曜日)

レッド・ツェッペリン Ⅳ

このところ、愚図ついた天候が続いて鬱陶しかったが、3連休中日でやっと朝から晴天。一日中穏やかな晴天。久しぶりやなあ。今日は、ご飯茶碗とフライパンを買い換える為に近くの百貨店までお買い物。気に入ったご飯茶碗とフライパンが手に入って「ご満悦」である。

さて、レッド・ツェッペリン(以下ゼップと略す)の『デフィニティヴ・ボックスセット』をベースとした「アルバムの聴き直し」が進んでいるが、今日は『レッド・ツェッペリン Ⅳ』(写真左)。不朽の名曲「天国への階段(Stairway to Heaven)」が収録された、ゼップの名盤中の名盤である。

いつ見ても不思議なジャケットである。ジャケットの何処にも一切の文字が入っていない。中にある歌詞カードにも、曲名表記こそあるが、作詞・作曲者、メンバーの表記は一切無し。歌詞も「天国への階段」1曲のみ記載。実に神秘性のあるジャケットである。

さて、このアルバム、説明不要なほど、不朽の名盤として、語り尽くされた感のあるアルバムである。僕は、高校1年生の時、このアルバムから「ゼップの世界」に突入した。そのきっかけは、実にありふれたきっかけ、「天国への階段(Stairway to Heaven)」の存在である。

今回、『デフィニティヴ・ボックスセット』は、E式(UK盤)ジャケットでの紙ジャケ、SHM-CDでの提供が「ウリ」なのだが、特にSHM-CDでの提供については、音の粒立ち、輪郭がクッキリし、音の分離が更に良くなった印象があって、この『レッド・ツェッペリン Ⅳ』も、メインのステレオ・セットで聴き直すと新たな発見があったりして、実に楽しい。

Zep_4

1曲目「Black Dog」、2曲目「Rock 'n' roll」は、従来のハード・ロックを踏襲。しかし、その内容は高度化していて、単純にブルースを基調とし、ロックンロールをベースとした、単純でお気楽な「ハード・ロック・チューン」では無い。「1994年リマスター」+SHM-CDの音で聴くと、今まで気が付かなかった音が聴き取ることが出来て、この「Black Dog」〜「Rock 'n' roll」の複雑さ、高度さが良く判る。これはもう「芸術」と呼んで良いくらいの内容を持った「名曲・名演」である。

3曲目「Battle of Evermore(限りなき戦い)」、7曲目「Going to California」は、前作「レッド・ツェッペリン Ⅲ」のアコースティック路線を踏襲した楽曲。しかし、前作のアコースティックの世界とは全く異なった次元の、進化した深淵な世界が展開される。

とりわけ「Battle of Evermore(限りなき戦い)」は素晴らしい。前奏から幻想的な雰囲気で、変則チューニングのギターがオーバーダブで重なり、独特の響きを提供する。一種、ケルティッシュな雰囲気。アイリッシュ・フォーク的な匂いもする。イギリスの女性フォーク歌手、サンディ・デニーがアンサー・ヴォーカルを歌う。この女性ボーカルも効果的。

そして、ラストの「When The Levee Breaks(レヴィー・ブレイク)」も聴き逃せない。ドラムのジョン・ボーナムが供給する太く重心の低いビート感が独特の楽曲で、ジョン・ポール・ジョーンズのベースがしっかりビートの底を支えながら、大きくうねるようなリズムの渦を供給する。ジミー・ペイジのリフも今までに聴いたことが無い新鮮な響きを持つリフを奏で、今までのロックの楽曲、ジャンルでは解釈できない、不思議な響きを持った楽曲である。

この「Battle of Evermore(限りなき戦い)」と「When The Levee Breaks(レヴィー・ブレイク)」の2曲は「アーティスティックな楽曲」の一言で片付けられない、今の耳を持ってしても、その内容の優秀性が突出している、実にプログレッシブな内容を持った楽曲である。この2曲の存在に加えて、かの不朽の名曲「天国への階段(Stairway to Heaven)」の存在が加わって、この『レッド・ツェッペリン Ⅳ』を特別なものにしていると僕は思う。

高校時代から、かれこれ数十年が経過した訳だが、この『レッド・ツェッペリン Ⅳ』は、いつ聴いても飽きない名盤中の名盤である。LPからCDのフォーマットに移行してから、このアルバムに関しては、何種類のCDを持っているんだろう。それほどに思い入れの強い、自分にとって永遠の名盤である。
 
 
 
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