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2008年10月 2日 (木曜日)

AORの「伊達男」・その3

やっと晴れた。なんだか、この数日間、曇りと雨の毎日だったので、実は辟易していた。というか体調が優れなかった。やっぱり、秋は日本晴れだよな〜。

さて、またまた、AORの「伊達男」ボズ・スキャッグスの話である。今日が最終回。1976年~1980年にかけての、ボズ・スキャッグス3部作の3作目である。そう、1980年発表のミリオン・セラー・アルバム『ミドルマン』(写真左)。

このアルバムこそが、ボズ・スキャッグスの最高傑作である、AORを代表する名盤である、と僕は思う。ビートとリズムを核に、フュージョン色の色濃いエレキギターを前面に押し出し、隠し味に、ソフト&メロウな女性コーラス、そして奥ゆかしい弦の響き、そして、ピリリとパンチの効いたブラスの響き。AORとしてのアレンジ、AORとしての音作りの、ひとつのピークがここにある。
 

Middle_man

 
特にA面が良い(CDでいうと、1〜4曲目)。冒頭の「Jojo」の前奏のリフとアレンジが、もう最高。とにかく格好良い。「う~ん、たまらん」。そして、2曲目が僕の大のお気に入り「Breakdown Dead Ahead」である。この曲に至っては、AORの極意ともいうべきスタイリッシュな感覚の極み。前奏のリフ、アレンジ、曲の構成、どれをとっても、とにかく「格好良い」のだ。そう「格好良い」の一言に尽きる。

続く「SIMONE」の甘く切ない雰囲気。邦題は「シモン(僕の心をもてあそぶ)」。括弧書きの部分が、実に言い得て妙である。そして、4曲目、「YOU CAN HAVE ME ANYTIME」は実にしっとりしていて、切なくて、しみじみ聴ける素晴らしいバラード。サンタナの官能的で情感豊かなエレキギターが印象的。邦題の「トワイライト・ハイウェイ」は、なんとなくダサいけど、音の感じからして、苦笑しつつ納得(笑)。

B面(CDでいうと5〜9曲目)は、AORとして、よりマニアックな楽曲がズラリと並ぶ。なんとなく、ジェフ・リン風の前奏に苦笑いしてしまう「Middle Man」。子洒落た、ちょっとヘビーなファンキー・ナンバー「Do Like You Do in New York」。良い。AORを絵に描いたような「Angel You」。緩やかなあテンポのソフト&メロウなナンバー「Isn't It Time」。そして「You Got Some Imagination」のロック色豊かなラスト・ナンバーで大団円を迎えるのだ。

AORの傑作、AORのひとつのピークを示す名盤でしょう。ジャケットデザインも秀逸。網タイツの女性の太ももを枕に、タバコを吹かしながら、スーツ姿のボズが仰向きに寝ころんでいる。これぞ、AORの「伊達男」の面目躍如である。
 
 
 
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