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2008年9月 8日 (月曜日)

ビル・エバンスを愛でる一枚

今朝は、ちょっと湿度が下がって、なんか、ちょっと秋を感じる朝。湿度が下がると、日差しが強くても、結構、凌げるものだ。ちょっと機嫌が良い今朝の通勤。

ちょっと秋を感じる朝、やはり、音楽はジャズになる。ちょっと機嫌が良い時には、好きなジャズ・ピアノが聴きたくなる。好きなジャズ・ピアノは多々あるが、今朝は、久しぶりにビル・エバンスを選ぶ。ビル・エバンスと言えば、ピアノ・トリオ。ちょいと隠れ名盤を。

ビル・エバンスの『At Shelly's Manne-Hole』(写真左)。パーソネルは、Bill Evans (p) Chuck Israels (b) Larry Bunker (d)。米国西海岸「Shelly's Manne-Hole」でのライブ録音。1963年5月の録音。

ビル・エバンスと言えば、耽美的な、繊細な、美的感覚溢れる、どちらかといえば「女性的な」ピアノと評されることがあるが、とんでもない。それは、彼のピアノの一部にしか過ぎない。彼のピアノは、如何に美しく、如何に印象的に、如何にジャズ的に、如何にシンプルに、如何にダイナミックに、ピアノでジャズを奏でるか、に集中している。

Bill_evans_shelly_manne_hall

このアルバムでの、エバンスのピアノは、適度にリラックスしていて、ダイナミック。速いテンポの曲でも弾きすぎることは無く、適度に音数を選んで、シンプルに弾き進めていく。力強いタッチと繊細なタッチが上手く合わさって、実にダイナミックなジャズ・ピアノが聴ける。

加えて、エバンス独特の音の重ね方、左手と右手のバランスによって、美しい旋律の響きの中に、ブルージーな響きが漂って、決して、イージーリスニング的にならない、あくまでもジャズとしての矜持の中で、素晴らしいインプロビゼーションが繰り広げられる。

どの曲も美しい。真似できそうで真似できない、ワン・アンド・オンリーな、エバンスならではのピアノ・インプロビゼーションが素晴らしい。ブラシのうまいバンカーのドラム、イスラエルのベースも自信たっぷり。楽しいライブ・アルバムである。

エヴァンスの数多い作品の中でも「隠れ名盤」的な傑作だと思います。東のビレッジ・ヴァンガード、西のシェリーズ・マンホールって感じです。
 
 
 
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