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2008年9月14日 (日曜日)

ジャクソン・ブラウンの新作です!

先週の木曜日(11日)のブログで、「J.D.サウザー、久々の新作です」ってお話しをしたら、そうそう、ジャクソン・ブラウンも、この9月23日に米国にて新作をリリース(日本では10月1日)するんだってことを思い出しました。

ウェストコースト・ロックの重鎮、今やベテラン・シンガー・ソングライターである、ジャクソン・ブラウン。今年の10月9日で60歳となるんですね〜。月日の経つのは「恐ろしい」(笑)。

カルフォルニアの抜けるような青空の下、受け取り手が誰か不確かな、その虚空に投げ上げるような、透き通ったメッセージ。しかし、それは無責任ではない。それは、世界のどこかで同調してくれるであろう同士への力強いメッセージ。そんな「青さ」が素敵なジャクソン・ブラウンの70年代のアルバムの数々。僕は、1972年のファーストアルバムから、1980年『ホールド・アウト』までが、とにかく好きですね〜。

1980年代になって、その「青臭さ」が抜けて、レコード製作を通して社会的な発言を行うだけではなく、実際に様々な行動を起こして積極的に活動。徐々に政治的な内容を多く含む曲を発表するようになる訳ですが、これはこれで、僕は嫌いではありません。ファンとはそういうものです(苦笑)。しかしながら、1993年『アイム・アライブ』、1996年『ルッキング・イースト』で、再び、内省的な曲作りに回帰するところなんぞは、これまた人間臭くて良いですね。ファンとはそういうものです(苦笑)。

Time_conquiror

で、今回の新作なんですが、タイトルは『Time the Conqueror (邦題:時の征者・写真左)』1999年に自身のレーベル「Inside Recordings」を立ち上げ、これまでに、05年『ソロ・アコースティック第一集』、08年『ソロ・アコースティック第二集』というアコースティック・ソロ・ライヴの模様を収録した作品を続けてリリースしてきましたが、スタジオ録音としては、約6年ぶり、この作品は02年『ネイキッド・ライド・ホーム』以来の作品となります。

長年のサポートメンバーであるギターのマーク・ゴールデンバーグ、ベースのケヴィン・マコーミック、キーボートのジェフ・ヤング、ドラムのマウリシオ・リワークのほかシャヴォンヌ・モリスとアレサ・ミルズをゲスト・ヴォーカルに迎え、全10曲を収録。シンプルで爽やかで温かい、相変わらずのジャクソン・ブラウンが聴けるみたいで、往年のファンとしては、期待が高まります。

なお、国内盤には、ボーナス・トラックとして盟友デヴィッド・リンドレーとのライヴ・ヴァージョンによる名曲「レイト・フォー・ザ・スカイ」も収録される予定とのこと。いつもながら、この国内盤のみのボーナストラックの存在が良く判らんが、僕はいつものように、US盤を手に入れることになります。
 
そうそう、ジャクソン・ブラウンについては、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」に、「ウエストコーストの吟遊詩人/ジャクソン・ブラウン」(左をクリック)として、アルバム紹介をアップしていますので、よろしければ、是非、こちらもご覧下さい。

『ソロ・アコースティック第二集』も良かった。さあ、発売日の9月23日が待ち遠しいなあ。
 
 
 
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