« やっぱ、夏は「ボサノバ・ジャズ」 | トップページ | 一番良く聴くアル・ディ・メオラ »

2008年7月31日 (木曜日)

サザン・ロックな夏の夜

ちょっと涼しい一日。酷暑も一休み。今晩は久しぶりに、バーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」。夏はソフト&メロウな、ちょっと渋いロックが良い。スコッチ片手に聴くと、これが良い。

今晩はサザン・ロック。『レイド・バック』で渋い喉と演奏を披露した、グレッグ・オールマンの、77年発表、グレッグのソロ名義、スタジオ録音盤の第2弾。第1弾の『レイド・バック』は、7月7日の当ブログでご紹介した。このアルバム・タイトルの「レイド・バック」とは、音楽の用語として良く使われるが、「くつろいだ、のんびりとした、ゆったりした」という意味である。

今日、スコッチ片手に聴いている『Playin' up a Storm(邦題:嵐)』(写真左)。このアルバムは、前作の「レイド・バック」な雰囲気に、AORな雰囲気をふんだんに取り込んだ、実に渋い、実にソフト&メロウなサザン・ロックの一枚である。

Gregg_storm

思い起こせば、あれは高校2年生の頃。プログレ小僧だった僕が、ポール・マッカートニーの悪口を言ったら、『ビーナス&マース』を放ってよこされ、聴いて感動し、それを伝えたら「判ればええんや」と一言、バッサリ言い放った女の子の薫陶を受け、デレク・アンド・ドミノスとオールマンズの洗礼を浴び、スワンプ〜サザン・ロックにどっぷり使ったのは、高校2年の秋。それ以来、サザン・ロック、特にオールマンズは、現在に至るまで、僕の大切な「耳の友」である。

このグレッグ・オールマンの『Playin' up a Storm(邦題:嵐)』、レコード屋で手に取った時、このアルバムのジャケットと邦題に「どん引き」して、どうしても買う気が起こらなかった。で、しばらくして、大学の近くの秘密の音楽喫茶(2006年5月19日のブログ参照)で、偶然にも、このアルバムがかかった。出だしの「Come and Go Blues」続く「Let This Be a Lesson to Ya'」が、素晴らしく渋い。頼み込んで、カセットにダビングさせて貰った。

曲が進むにつれて、AOR度、ソフト&メロウ度が濃くなっていく。それでも、サザン・ロック特有の泥臭さ、渋さはしっかりと反映されていて、聴き心地一辺倒のそこいらのペラペラのAORとは一線を画した、実に味わいのある、渋〜い演奏が「てんこ盛り」である。特に、ニール・ラーセンのキーボードが実に良い雰囲気を醸し出している。曲によってジャジーな雰囲気が漂うのは、ラーセンの仕業だろう。

名盤の誉れ高い第1弾の「レイド・バック」に比べると、世間的な評判はイマイチなアルバムですが、僕は好きです。純なロック・ファンからは、選曲とアレンジがいまいちだの、そして収録順がどうだの、とやかく言われますが、逆に、フュージョン・ファン、ジャズ・ファンには、結構、このアルバム、不思議と評判が良いんですよね。恐らく、このアルバム独特の「ジャジーな雰囲気」が、純なロック・ファンのお耳に召さない理由だと睨んでいます。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 
 

« やっぱ、夏は「ボサノバ・ジャズ」 | トップページ | 一番良く聴くアル・ディ・メオラ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サザン・ロックな夏の夜:

« やっぱ、夏は「ボサノバ・ジャズ」 | トップページ | 一番良く聴くアル・ディ・メオラ »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、 ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 青春のかけら達(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでのジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。         
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー