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2008年7月18日 (金曜日)

1981年を思い出した・・・

蒸し暑い〜。今日は朝から相当に蒸し暑い、我が千葉県北西部地方。朝、家を出ただけで、ムッとした空気。肌にねっとりと「まとわりつく」湿度。約10分、駅まで歩くだけで、汗がべったり。それでも気温はまだ20度台後半を保っているので、臨機応変な対応が出来ないJRは、高い設定温度のままで、電車内の空調を回し続ける。顧客志向のかけらもないJR東日本である(呆)。

さて、最近、テレビを見ていて、「これ、どっかで聴いたことがある、結構、頻繁に聴いていたことがある」と思う、実に懐かしい曲が流れている。携帯のキャリアであるソフトバンクの「PANTONE SLIDE」のコマーシャル。キャメロン・ディアス、可愛いですね〜。ミュージカル仕立ての、実に魅力的なコマーシャルだが、このバックに流れている曲が、よく知っている曲なんだが、歌い手と曲名が思い浮かばない。

さんざん、悩んだあげく、結局、思い出せずに、googleに頼る。ググって判った。そうそうそう、シーナ・イーストンの「Morning Train (Nine to Five)」である。そうそうそう、やっと判った。思わず、一人部屋の中で、ガッツポーズである(笑)。

シーナ・イーストン(Sheena Easton, 1959年4月生)はスコットランド出身の女性歌手。英国BBCが製作した、スター志望の女の子が歌手を目指すという番組のヒロインに選ばれたのをきっかけに、1980年『モダン・ガール(Modern Girl)』でデビュー。続く『『9 To 5 (モーニング・トレイン)(Morning Train (Nine to Five))』は、ビルボード(Billboard)誌で、1981年5月2日に週間ランキング第1位を獲得。いや〜、懐かしい。

そうそうそう、この曲って、シーナ・イーストンのデビューアルバム(写真左)のA面の1曲目。僕はその当時、大学4回生、このシーナ・イーストンが大好きで、このデビューアルバムは、カセットにおとして、毎日1回は必ず聴いていた。ドライブするにも、麻雀するにも、酒を飲むにも、将棋をするにも、ビリヤードするにも、行きつけの喫茶店で寛ぐ時にも、いつでもどこで、シーナ・イーストンだった。

Sheena_easton

当然、一番のお気に入りは、1曲目の「Morning Train (Nine to Five)」、次のお気に入りは、6曲目の「Modern Girl」。この2曲は絶対に外せない。必ず、この2曲は聴いていたなあ。全くもって、上質のブリティッシュAORポップ。どこかオールディズっぽい雰囲気があて、とても楽しい、思わず踊り出してしまうほどのポップな雰囲気が、う〜ん、たまらん。

キャメロンは可愛いし、バックの曲は楽しくてポップで、う〜ん、このところ、ソフトバンクのCMって、隅に置けんなあ。そういえば、去年の雪の中のキャメロン、バックの音楽は、オリビア・ニュートン・ジョンのサウンド・トラック盤「ザナドゥ」のCM(2007年7月8日のブログ参照)。これも、良かったなあ。まさか、この歳になって、テレビのCMで「ザナドゥ」が聴けるとは思わなんだ。なんてマニアックな選曲なんだ、と感心したなあ。

さて「Morning Train (Nine to Five)」「Modern Girl」が収録されているデビューアルバム『Sheena Easton』(写真左)は、最近、廃盤状態で、手に入りにくそうです。では、どうするか。ベスト・アルバムが何種類かリリースされているので、このベスト・アルバムに、「Morning Train (Nine to Five)」「Modern Girl」を求めることになります。

ベストアルバムの中では『The World of Sheena Easton: The Singles Collection』(写真右)が良いです。これもCDでは手に入りにくいみたいですが、iTunesを始めとしたダウンロードサイトで、手に入れることができます。値段も1,500円と手頃で、ファースト・アルバム以降のシングル曲もちゃんと収録されていて、彼女の歌の歴史をこの一枚で体験でき、リマスタリングも施され、音も良い。お買い得だと思います。

そのシーナ・イーストン、80年代を中心にヒットを飛ばし、その後もコンスタントにアルバムを発表。上品な「マドンナ」って感じで、デジタルばりばりの楽曲が多いですが、彼女のボーカルは、英国ロック/ポップの特質である「ウェットで、印象的なエコーがかかった、郷愁溢れる黄昏時の明るい夕焼けのような陰影」をしっかりと踏襲していて、そのデジタル臭さを緩和していて、結構、聴けます。

現在の最新アルバムは、2001年の『Fabulous』となっていて、2008年1月には来日公演も行っています。まだまだ現役で活躍しているシーナ・イーストン。昔のファンとしては、喜ばしい限りです。
 
 
 
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