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2008年6月 5日 (木曜日)

Steps〜Steps Ahead...最高。

今日は肌寒い東京である。モスクワやサンクトペテルブルグより寒いとは「どうよ」。日本は湿度が高いので、余計に寒く感じる。風邪を引きそうだ。しかも、ジェットラグの影響で、今日は朝から眠たくて仕方が無い。「眠たい眠たい」で、一日が終わった(笑)。

さて、音楽の話題である。今年は、なんだか肌寒く、天気に恵まれないが、日差し眩しく、緑豊かな、初夏の季節。この爽やかな季節の僕のトレンドは「フュージョン」である。初夏は、爽やかで、硬派な「フュージョン」に限る。

今日は、ステップス・アヘッドである。Mike Mainieri(Vib)とMichael Brecker(ts)が中心となったアコースティック・ジャズ・グループ「ステップス」。ベースはEddie Gomez、ピアノはDon Grolnick、ドラマーはSteve Gadd。ベースのEddie Gomez以外、当時のフュージョン畑で活躍していたスタジオ・ミュージシャン系で固められたバンドが、フュージョン全盛期に「メインストリーム・ジャズ」を演ったことで話題となった、1980年、東京・六本木ピットインでのライブ録音『Smokin' in the Pit』(写真左)。

これが斬新だった。新しい感覚のフォービートって感じがして、学生時代から今まで、ず〜っと、愛聴盤です。とにかく、不思議な感覚のフォービート。

しかし、1983年、正式にグループ名を”Steps Ahead”に変更しての再スタート。マイク・マイニエリ(Vib)とマイケル・ブレッカー(ts)の中心メンバー以外、メンバー総入れ替えで、1985年リリースの『Magnetic』で、突如「メインストリーム・ジャズ」から「超絶技巧のハイパー・フュージョン」に転身。
 

Steps_ahead

 
そして、今日聴いたのは、大傑作ライブとしての誉れ高い『Live in Tokyo 1986』(写真右)。1986年7月30日、東京・簡易保険ホールでのライブ録音である。これが「凄い」。なんとなんと、ドラムスにSteve Smithとギターに Mike Stern、ベースに Darryl Jonesを配している。特にドラムスのSteve Smithは、ロックバンド”ジャーニー”の黄金の時期を支えた名ロック・ドラマー。どうなるんだ、と思って聴いたら、これが凄い演奏に、とにかくビックリ仰天である。

シリアスなフュージョン的演奏は「ウェザー・リポート」を彷彿とさせ、カリプソ・チックな、リズミックで明るい演奏は「渡辺貞夫」を彷彿とさせる、正統派ジャズ・フュージョン。正に新世代のフュージョングループの姿をそこに見る思いがする。80年代のジャズ・フュージョンの奇跡と言って良い、ワン・アンド・オンリーな凄まじい演奏が繰り広げられる。

Keyがおらず、代わりにブレッカーがEWIを吹いたりマイニエリがMIDI Vibeを弾いたり、Steve SmithがMidi Syncのドラムを叩いたり、と当時最新のエレクトリック技術を使いまくった作品。 シンセサイザーに聴こえる音は、ブレッカーの吹く「EWI」(SAXのエレクトリックもの)です。これがまた、エモーショナルで良い。ギターはマイルス・バンドにいたスターンがギュワーンと弾きまくり、ジョーンズのベースがズンズン響く。

アコースティックの音も凄まじい。サックスはブレッカーが吹きまくり、ヴァイブはマイニエリが弾きまくり、ドラムはスミスが叩きまくる。

エレクトリック技術+アコースティック技術の「音の饗宴」。フュージョン・ジャズの最高峰の音のひとつがここにある。フュージョン・ファンはもとより、硬派のエレクトリック・ジャズ・ファンにも、お勧めです。スカッとしますぜ〜 (^_^)v。
 
 
 
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