ロシアより愛をこめて...
いつの日だったか、会社からの帰宅途中、地下鉄からJRに乗り換える間、どこかの店から「ロシアより愛をこめて」のテーマが流れてきた。懐かしいなあ。この「ロシアより愛をこめて」は、1963年に製作された007シリーズ映画第2作。日本初公開は1964年。の日本語タイトルは『007 危機一発』。1972年に、『007 ロシアより愛をこめて』としてリバイバル公開された、アクションものの逸品である。
この『ロシアから愛をこめて』のテーマには、特別な思い入れがある。中学時代、岡山に転校、2学期最初のテストが音楽の縦笛のテスト。もともと、それまで、ピアノを8年間弾いていた手前、譜面は読めるし、縦笛は得意。なんとか吹き終えた訳だが、その後、「市のコンクールに出るから」という触れ込みで、ブラスバンド部員の執拗な勧誘にあって、あえなく陥落。ブラスバンド部に籍を置くこととなった。
その時に、お願いされたパートが、アルト・サックス。まあ、確かに縦笛に運指は近い。運指はともかく、リードで音を出すのに3日かかった。それから一人で練習すること2週間。晴れて、ブラスバンドの一員となって、初めて吹いた曲が、この「ロシアより愛をこめて」のテーマである。
さて、007シリーズのテーマ曲で、70年代ロックと言えば、ポール・マッカートニー&ウイングスの「007 死ぬのは奴らだ」だろう。ウイングス5枚目のシングルとして、イギリスで7位を記録。ビルボード(Billboard)誌では、1973年8月11日に週間ランキング第2位を獲得。これは日本でも売れた。ラジオのリクエストでもベストテンの上位にランクされていた。
実は、僕はこの「007 死ぬのは奴らだ」のテーマでは、ソロのポール・マッカートニーをやっとこさ認めた、記念すべき曲。「ハイ・ハイ・ハイ」はノリが良いが単純すぎて、「マイ・ラブ」は甘ったるくて、どうも体質に合わない。そこにこの「007 死ぬのは奴らだ」である。
ゆったりした出だしから、盛り上がり、ブラスの迫力ある響き、そして一転、オケを伴った高速ブリッジ、そして、ファンキーなボーカル部と循環展開していく、秀逸な曲、秀逸なアレンジ。この曲は良い。今でもポールの曲の中でも、好きな曲の一曲である。
当時は、映画のサウンドトラックが軽音楽の人気ジャンルの一角を占めており、ラジオの深夜放送でも、映画音楽が良くかかったものだ。あの人気のジャンルはどこへいったのだろう。
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