懐かしきジョー・ウォルシュ
梅雨空が続いている。一日スッキリしない曇り空。しかも、じっとり高湿度。ちょっと動くと汗が噴き出てくる。というもの、4.5畳の納戸に蟻が上陸していることを嫁はんが突き止めてから、いきなりの大掃除状態に。いやはや、4.5畳の納戸は綺麗になりました。
昨日は、本業の仕事の方で、結構、テンションの高い仕事をしており、流石に、金曜日の夜、精神的な疲れはピークに達し、昨晩は早々に床に入って爆睡状態でした。よって、ブログはお休みしました m(_ _)m。
さて、これだけジメジメした梅雨空には、爽やかな音楽が良いですね。今日は土曜日。70年代ロックが聴きたい気分。爽やかなロックといえば、ウエストコースト。ウエストコースト・ロックのが聴きたい。そういえば、最近、ジョー・ウォルシュの『But Seriously, Folks...(邦題:ロスからの蒼い風)』を安く手に入れたっけ、ということで、今日はこれ。
ジョー・ウォルシュ(Joe Walsh, 1947年生まれ)。1969年にハードロックバンド、ジェイムス・ギャングでデビュー、その後バーンストーム結成、ソロ活動後、1975年、イーグルスに加入。イーグルス解散後も、ソロ活動を継続している。1994年にイーグルスが再結成後はイーグルスを中心に活躍中。まあ、僕たちにとっては、やはり、イーグルスの最後のギタリストという印象が強いですね。
この『But Seriously, Folks...』は、そのジョー・ウォルシュの1978年のソロ・アルバム。本家イーグルスにとって、1978年と言えば、ウェストコースト・サウンドの到達点とも言える名作『Hotel California』のリリースと、ラスト・アルバム『The Long Run』のリリースの狭間にあたる。いわゆる、非常に微妙な時期のリリースだった訳だが、そんな悩ましい雰囲気は微塵も感じられない、爽快な内容のアルバムである。
イーグルスのメンバーも参加して、全面的にウォルシュをバックアップしており、この同一メンバーで作ったイーグルスのアルバムが、どうして、『The Long Run』の様な、なんだか良く判らない、散漫な内容のアルバムになったかが判らない。それくらい、このジョー・ウォルシュのソロ・アルバムは充実している。イーグルスのアルバム、と言って良いくらい、ジョー・ウォルシュのソロ・アルバムでありながら、イーグルスの良い部分が溢れています。
これぞ、ウエストコースト・ロックって感じがとても心地良く、演奏内容も充実していて、このアルバムは、ジョー・ウォルシュの代表作の一枚でしょう。どの曲も出来が良く、アレンジも良い。ウォルシュのこぶしの効いた歌い方が実に心地良い。
邦題の「ロスからの蒼い風」も良かった。特に「蒼い」の部分が当時、実に気に入っていて、よくいきつけの喫茶店で、友達に繰り返し語ったものだ。水中でご馳走を食べる感じの、色鮮やかなカヴァー・アートも良い感じ。
このアルバム、イーグルス・ファンはもとより、ウエストコースト・ロックのファンの方には、マストアイテムでしょう。US盤がリーズナブルな価格で出ています。今が買いかも...(笑)。
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» 「ライフズ・ビーン・グッド」 ジョー・ウォルシュ 1978年 [70年代思い出の名曲]
ジョー・ウォルシュがアメリカの大統領選に出馬しようとしたというのはこのブログを書き始めてから知ったことなんですが、なんだか納得いってしまうのがこの男の人徳?なんでしょうか。 本気なんだか冗談なんだか、ドクター中松みたい。 イーグルス加入以前の彼のことは不本意ながらまったく知らなくて、名盤「ホテル・カリフォルニア」でちょっとギャリギャリした音のハードなギターを弾くヤツだな、という感想でした。 このギターの音こそが彼の個性のひとつでもある訳ですよね。
なんとなくユーモラスでセンスのいいジャケットか... [続きを読む]
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