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2008年6月 2日 (月曜日)

イデオロギーとロック

今回のロシア大統領選で当選したメドベージェフ氏は、ディープ・パープルのファンらしい元共産圏のトップ政治家のお気に入りの音楽が、ブリティッシュ・ロックで、しかも、ディープ・パープルという図式には、ちょっと戸惑った。

現在、ロシアと言えば、ソ連が崩壊し、1992年5月、ロシア連邦条約により、最終確定した国名「ロシア連邦」を指すが、僕たちの子供時代〜学生時代は、国名は「ソビエト連邦」だった。

共産圏の盟主大国「ソビエト連邦」、その連邦を構成する、主たる民族が「ロシア民族」で、ソビエト連邦の人たちを「ロシア人」と認識していて(「ソ連人」と呼んだりしていたが、これは間違いだよな)、「ロシア」というと、民族の名称を想起する。

さて、新大統領メドべージェフ氏は、ディープ・パープルのファンと言うことは、当然、「ハイウェイ・スター」や「スピード・キング」もお気に入りだろう。ということは、パープルの名盤である『イン・ロック』(写真左)や『ライブ・イン・ジャパン』(写真右)は、絶対に所有していることになるなあ。

Deep_purple_rossia

しかし、このエピソードは、僕からすると、不思議な感じがするし、戸惑いも感じる。確かに、1970〜1980年代、米国から英国から、政治思想、イデオロギーに関係なく、ロックバンドがソビエト連邦に行き、ライブ・パフォーマンスを披露した。しかし、である。そのロックというジャンルの音楽とは、基本的に資本主義、自由主義の産物であり、共産主義とは相容れない文化なのだと思っていた。

しかし、今回のエピソードである、ロシアの新大統領がディープ・パープルのファンという。ロシアの最権力者がである。当然、若い頃は、中核の共産党員の若き幹部で、英才教育を施されているはずだ。

と言うことは、1970年代後半〜1980年代のソビエト連邦って、共産党幹部ですら、共産思想からは距離を置き始め、資本主義、自由主義の快楽、娯楽を優先的に享受していたってことになりはしないか?

1970年代後半〜1980年代、米国から英国から、政治思想、イデオロギーに関係なく、ロックバンドがソビエト連邦に行き、ライブ・パフォーマンスを披露した。それって、共産圏と自由圏の友好の意では無く、もっとダイレクトに、共産圏の人たちが、資本主義、自由主義の快楽、娯楽を優先的に欲していた、ということだったのか、思い直した次第。

音楽って、人間の思想と感情、そして、欲求の根幹を刺激するものだから、どの時代でも、政治思想、イデオロギーに優先するんだろうな。
 
 
 
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