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2008年6月 7日 (土曜日)

「ジャズの小径」6月号の更新〜!

昨日の昼過ぎから、やっとスッキリ晴れ始めた千葉県北西部地方。今日も朝から良い天気で、昼前辺りには湿度も下がって、爽やかな陽気になった。

でも、夕方が近づくにつれ、ヒンヤリとした東風が強くなってきて、ちょっと半袖では肌寒いかな、って感じになってきた。今年は天候不順、スカッと爽やかに晴れた日が少なく、湿気を含んだ冷たい東風が吹いて、気温が上がらない。

さて、バーチャル音楽喫茶『松和』ジャズ・フュージョン館、月毎更新の人気コーナー「ジャズの小径」の6月号をアップしました。今月は、テオ・マセロの追悼特集としました。

テオ・マセロは、ジャズの帝王、マイルス・デイビスのプロデューサーとして有名で、彼がプロデュースを担当したのは、1959年の『スケッチ・オブ・スペイン』から、1983年の『スター・ピープル』まで。特に、エレクトリック・マイルスでの、彼のテープ編集の成果は素晴らしいものばかりです。

そのテオ・マセロが、2月19日に亡くなりました。このブログでもお知らせしましたが、今回は、そのブログ掲載時の原稿に修正加筆を加えて、「ジャズの小径」にアップしました。

Teo_macero

最近、コンプリートボックス盤と称して、エレクトリック・マイルスの諸作の編集前の音源がどんどん出てきて、やはり、エレクトリック・マイルスの諸作は、テオのテープ編集無くして、あれほどまでの傑作にはならなかったと思いますね。とにかく、マイルスの諸作における、テオのテープ編集は素晴らしいの一言。

本音を言えば、若い頃は、複数の別々の演奏からセレクションして、テープを継ぎ足し、ひとつの架空の演奏を創り出していく作業は、なんとなく「まやかし」みたいで好きじゃなかったです。「ええとこ取り」する訳ですから、そりゃ〜「良い演奏」になるでしょうね〜、って感じで。潔くないというか、なんか詐欺みたいで、その話を初めて聞いたときは、マイルスとテオがペテン師に見えました(笑)。

しかしながら、コンプリートボックス盤で編集前の演奏を聴くにつけ、このテープ編集作業は、ハイレベルの演奏を、更に、それ以上の「高みの内容」にバージョンアップする作業だったと理解するようになりました。

編集前の演奏って、冗長なところがあるとか、アドリブがいまいちだとか、評価する人たちがいますが、ジャズ演奏としては、エレクトリック・マイルスの諸作なんかは、相当ハイレベルな演奏の中での話なんですよね。つまり、問題のあるところを削除するんじゃない、更に「高みの内容」に昇華する作業が、このテオの編集作業なんですよね。

アルバムを作品と見なせば、このテープ編集は「ギリOK」ですね。ジャズの醍醐味である、一発必中のアドリブや、再現性のないワン・アンド・オンリー名演奏を体験したければ、ライブに足を運ぶべきでしょう。アルバムにそれを望むのは「お門違い」というもの。
 
 
 
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