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2008年5月13日 (火曜日)

ジャズ・オルガンの元気印

台風が来た。太平洋上を北上していった訳だが、このコースを通ると、必ず何らかの影響を受ける千葉県。朝、風雨がちょっと強い。今日は外出があるので、スーツが濡れてヨレヨレになる訳にはいかない。登山用のスパッツを着けて、完全防備で通勤。

しかも、土曜日から寒い。朝は吐く息が少し白い。3月下旬の陽気である。スーツも夏物から間物に戻した。こんなに寒い5月の中旬は記憶が無い。寒暖の差に弱い僕としては、ちょっとしんどい毎日である。

さて、こんな憂鬱な朝には、元気が出る音楽が良い。う〜ん、何が良いか。唐突ではあるが、僕はオルガン・ジャズが好きである。とにかく、ハモンド・オルガンの音色が好き。オルガン・ジャズのファンキーさが実に良い。ジャズ初心者の時に聴いた、ジミー・スミスにぞっこんである。

「元気が出る音楽=オルガン・ジャズ」ということで、半年ほど前、日本人オルガン奏者、敦賀明子のことをご紹介した(2007年10月22日のブログ)。その敦賀明子の『ハーレムドリームズ 』(写真左)を聴くことにした。

Akiko_tsuruga_harlem

敦賀明子と言えば、前にCDショップで、この『ハーレムドリームズ』を聴いたことから始まる。最初は全く誰が弾いているか判らない(新人だから当然なんだが)。聴き耳をたてていると「もうちょっと指が回らんか」とか「スピード感がもうちょっと欲しい」とか、注文をつけたくなった。

これって、聴く側として、ジャズとして、満足できるレベルの演奏になっていることが前提なので、この一曲目の「ラピッド・シェイヴ」を聴き終えて、「誰だ、このオルガン奏者」と思って、カウンターまで、CDのジャケットを見に行ったことを覚えている。

パーソネルは、Akiko Tsuruga(org),Frank Fess(ts),Satoshi Inoue(g),Grady Tate(ds)。とにかく元気一杯の敦賀明子のオルガンである。日本人であるが故に、オーバー・ファンクにならず、ジミー・スミスの様に芸を見せつけるような、大技を見せつけることは無い。

それでいて、ポジティブな躍動感が特徴で、オルガン・ジャズの良いところを聴かせてくれる。速いテンポの曲よりも、バラードのような、ゆったりとしたテンポの曲での表現に、期待を抱かせてくれる。

元気が出るオルガン・ジャズ。ジャケットも良い雰囲気だ。ニューヨークって感じが良いし、そこに移る敦賀明子自身も、彼女のオルガン演奏の様に、ポジティブな明るさが溢れていて、良い感じです。彼女のブログもなかなか興味深くて、愛読している。皆さんもちょっと覗いてみてはいかがでしょう。

敦賀明子のオルガン・ジャズは、ポジティブで、少しだけファンキーで、一生懸命。ちょっとライトな感じのオルガン・ジャズは、日本人ならではの個性だと感じます。このまま、この日本人ならではの、オルガン・ジャズを追求していって欲しいなあ。実は、しばらく見守って行きたいと思ってます。
 
 
 
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