サザンロックに初めて触れた日
連休が明けたら、とっても良い天気。朝から快晴の千葉県北西部地方。風は爽やか、気温も上がって、初夏らしい気候と相成りました。が、今日から会社です (T_T)。
今日から、満員電車の通勤再開。ゴールデン・ウィーク開けなので、混んでいるやろな、と思ったら、やっぱり混んでた。最近の傾向として、休み明けは必ず混む。皆、休み明けは定時出勤で、他の日は時差出勤なのかしら。
さて、今日の通勤音楽は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival、略称CCR)。なんて長い名前なんだ。このバンド名の由来ですが、"Creedence"は彼らの友人の名前なのだそうです。そして"Clearwater"は当時流行っていたビールのCMからのパクリで、"Revival"は活動休止状態からの復活宣言だったから、だそうです。
CCRはアメリカのバンドで、アメリカ南部特有の泥臭いサウンドを持ち味としたサザンロックの先駆者的存在。初めて、CCRに触れたのは高校時代。確か「プラウド・メアリー」がFMで流れていて、泥臭くて、渋くて、ブルースやカントリーっぽいアメリカン・ルーツ・ミュージックの雰囲気が素敵で、一発で好きになった。
でも、CCRって、メンバーの中で米国南部出身の人間っていないんだよな。皆、カリフォルニア生まれでカリフォルニア育ち。それを知った時は「そりゃ詐欺や」と思った。それほど、彼らの音楽は、米国南部のアメリカン・ルーツ・ミュージックに根ざしたものだった。
今日、聴いたアルバムは、彼らのセカンドアルバムである『Bayou Country』(写真左)。このアルバムを通して聴くと、確かに、メンバーが米国南部出身では無い、ということが良く判る。アメリカン・ルーツ・ミュージックを踏襲しているんだが、とことん泥臭くないし、黒くないし、ファンキー臭が薄い。生粋のサザンロックと比べると、ライトで垢抜けているし、スマートだ。
「プラウド・メアリー」以外の曲には、演奏の端々に、サイケデリック・ロックの影が見え隠れする。リリース当時は1969年。フラワー・ムーブメントとサイケデリック・ロックの最後の時代である。
そのムーブメントの中で、起源への回帰、アメリカン・ルーツ・ミュージックに憧れ、追求したCCRのスタンスはとても良く理解できる。サイケ色は、ちょっと苦笑ものだが、アメリカン・ルーツ・ミュージックに根ざした、スワンプ色の強い、サザンロック的雰囲気は、やはり魅力的だ。
起源への回帰、アメリカン・ルーツ・ミュージックに憧れ、本格的に追求を始めたセカンド・アルバム『Bayou Country』。彼らの初期の傑作である。でも、ジャケットをよくよく見ると、実に「サイケ色」豊かである(笑)。
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