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2008年4月11日 (金曜日)

ボブ・ディラン&ザ・バンド

朝から、霧雨。しかも風が強くて、傘が役に立たない、厄介な霧雨。この季節の霧雨は寒い千葉県北西部地方。春は何処へ行った。昼前から、一気に天気は回復して、眩しいばかりの日差しが照り始めたが、夜の帰宅の道では、ちょっと寒い風が吹いて、どうも春という感じがしない。

しばらくジャズが続いたので、ちょっと耳が他のジャンルを欲し始めた。今日は、ジャズを離れて、70年代ロックへ。アメリカン・ルーツ・ロックの世界へ一直線。ボブ・ディラン&ザ・バンドの『The Basement Tapes(邦題:地下室)』(写真左)と『Before The Flood(邦題:偉大なる復活)』を通して聴く。

僕は高校時代から、ザ・バンドが大好き。というか、ロックバンドの中で、一番好きなロック・バンドを挙げろ、と言われたら、迷わず「ザ・バンド」を挙げる。アメリカン・ルーツ・ロックをベースとした、ザ・バンドの演奏は、高校時代から、「心の友」的な存在だった。

『The Basement Tapes(邦題:地下室)』は、正式なスタジオ録音ではない。デモ音源である。雑多な演奏集。歌詞は下品でいい加減。演奏も遊び半分で適当。地下室でのプライベート録音なので音質も良くない。でも、アメリカン・ルーツ・ミュージックをベースとした、シンプルなロック。The Bandのファーストの、Music from Big Pinkのデモ音源である。The Bandのマニア向けのアルバムといえる。よって、一般のリスナーは手を出してはいけない(笑)。
 

Bob_dylan_the_band

 
演奏はラフで、一発録り。デモ音源なので、アレンジもいい加減。でも、そのラフさとシンプルさが、臨場感を増幅して、ライブを聴いているような錯覚を覚える。しかも、ラフな演奏なのに、とにかく上手い。渋い。アメリカン・ルーツ・ロックの基本を聴いているような、アメリカン・ルーツ・ロック大好き人間の僕としては、聴いていてワクワクしてくる。

続く『Before The Flood(邦題:偉大なる復活)』は、高校3年の12月の始めに購入して以来、ずっと愛聴盤。浪人確定的で、一人寂しい冬の日長、このアルバムを聴いて、どれだけ力づけられたことか。そして、一人孤独な戦いであった浪人時代、ながら勉強のお供に、かなりの頻度でなってもらったなあ。

ライブであるが、演奏内容は濃く、充実している。とにかく上手い、渋い。ディランはノリノリ、加えて、ディランのバックでは、いつもは冷静な演奏に終始するザ・バンドがノリにのっている。ロビー・ロバートソンのコキコキギターは熱く燃え、ガース・ハドソンのシンセサイザーは唸りを上げる。リック・ダンゴのベースはブンブン野性的な低音を響かせ、リチャード・マニュエルのキーボードは躍動感溢れて、レボン・ヘルムのドラムは小粋に叩きまくる。

ザ・バンドらしくない、大衆に迎合した俗っぽいロックな演奏だ、なんて評価もあるが、何をすましているんだ、と言いたい。この『Before The Flood(邦題:偉大なる復活)』での、ザ・バンドの演奏は、彼らのピークを記録していると僕は思う。

ボブ・ディラン&ザ・バンドの『The Basement Tapes(邦題:地下室)』(写真左)と『Before The Flood(邦題:偉大なる復活)』を通して聴いて、気分転換、心がリラックス。ちょっとマニアックなアルバム選択なので、ほんと、一般のリスナーの方々にはお勧めできないが、70年代ロックのコアなファンには、一度は聴いていただきたい名盤である。
 
 
 
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