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2008年3月13日 (木曜日)

これは絶対、外せない!

「怒る」という作業は、かなりのエネルギーを必要とする。疲れる。「怒る」ことが好きな人はいないだろう。でも、時に「怒る」ことが必要な場面がある。その時は、誠意を持って、精一杯怒る。その人たちが、二度と人の道を外さないように「なにが人として悪かったのか」を心から納得してもらう為に。

しかし、精神的に疲れる。後味も悪い。こんな気持ち悪い状態が明日に尾をひかないように、気分転換、リセットが必要になる。そんな時は、当然、好きな音楽を聴くに限る(なんて単純なんだ・笑)。

2月20日に発売された、伝説のフュージョン・バンド、スタッフの『ライヴ・アット・モントルー1976』(写真左)。これが実に良い。僕はこの、スタッフというバンドが大好き。デビュー盤の「スタッフ!」(写真右)なんぞ、手に入れてから今まで、何百回聴いたか知れない。そのスタッフのライブ音源が突如として発売された(注・先にDVDも発売されている)。
 

Stuff_montreux

 
「これは絶対外せない!」と言いながら、実は2月20日発売を失念していた(面目ない)。しかし、amazonを徘徊していて偶然見つけて、即「ポチッ」。なんとラッキーなんだ。つい3日前に手に入れた。しかし、聴いてみて思った。「なんでこんな素晴らしい音源が眠っていたのか」。

このライブ盤は、スタッフがデビュー盤を出す前のライブ。これが実に良い。収録された曲も大半が、他のスタッフのアルバムで聴かれない、ワン・アンド・オンリーの曲。これが実に良い。もう、それは「ノリノリ」のファンキー・フュージョン。スタッフだけが出せるグルーブ感。とても、文字だけでは表現できない。そう「聴けば判る」。

この『ライヴ・アット・モントルー1976』を聴いて、気分は完全にリセット。清々しい気分。今日のあの忌々しい気分も一掃された。なんて単純なんだろう。でも、この単純さが、もしかしたら、僕の「武器」なのかも知れない。最近、なんとなくそう思い始めた。
 
 
 
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